すべてのおすすめ
結婚して家族持ったら
家が欲しくなってしまった
ローン組んで家を買った
それからローン返済が優先順位一位になった
ローン組んで家を買ったら
生活が地獄になって
前が見えなく ....
母親のお腹の中では胎児だった私は
待機期間をじっと待って
晴れて産道を通り抜けた日の事は
記憶の黒板に何も書かれてなかった
果たして私の記憶の黒板に
最初の文字が書かれたのはいつなのか
....
やさしさの欠片
寂しさの砂粒
埃みたいに舞っている虚しさ
悲しみや哀しみは
雨粒
海の匂い
塩を含む砂浜
水平線に浮かぶ漁船
水平線に沈む夕日
山頂に昇る朝日 ....
鏡を覗いたら顔が写った
誰かと思ったら自分だった
鏡を嫌ってたから
滅多に覗かない私は
よく自分の顔を忘れてしまう
だけど
他人の目の鏡には私の間抜けな顔が写って
しまうのだ
....
子供の頃
隣家の製麺工場は水車が動力源だった
製麺工場は夫婦だけで営まれていた小さな工場
水は川から引かれていた
私の産まれ育った家は貧相で粗末な藁葺屋根の家だった
家の僅かな庭の前には ....
居場所がなくなって
途方にくれてしまいかけてる
キスなんて一度か二度しただけ
そんな唇を舌で舐めても
そりゃ渇いているだけさ
日は落ちて
周りは昏くなっていく
ためしに心臓止 ....
あの日地面がおおきく揺れだしたから
工場の高い建物さえしなりだしたんだ
工場内に積み上げられた製品がまたたく間に崩れだして
あっちこっちで悲鳴があがる
逃げなければ
俺は持ち場の非常 ....
私は風
じゃなくて
空から落ちてくる
水滴の類い
じゃなくて
真っ青な空で
吠える太陽
である筈がない
かと言って
私は幕末の若いサムライ
或いは
サムライが恋慕する商家の美 ....
題名を思いついてもその先何も思いつかない
これはよくある事だが非常に困る
汚い例えだが
便意をもよおしてトイレを目指しても
いざ個室の中に入り囚われの身になっても
便器に裸の尻を乗せて力 ....
ガソリンスタンドの先の路地を入ると
そこは一方通行路
いつもクルマで走る
路地の両側には所狭しと民家が軒先並べてるけど
途中右側に小さな産院の駐車場と建物がある
そこは助手席に座っている嫁さ ....
十八九の小娘に惚れた
俺三十五歳
馬鹿の見本か
失うもの
何も持ってないと怖いものが何もなくなるって
まさに俺の事か
土台最初から相手にされる訳ないのによ
人に自慢できる ....
脳みそだって量より質なんだよな
毎日毎日毎日
頭使いまくり
脳みそだって品質落ちるよな
履いてた靴の底がすっかりすり減ってた
その事につい最近気付いたよ
靴裏の滑り止めがなくなって
....
雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない
いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ
いいかげん飽きたな
って思い続けても ....
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった
元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ....
私って
良い人ですか?それともきわめてワルイ人
そんな質問
誰かにしてみたくなった
その日
たまたま入ったファミレスは空席が目立っていた
ランチタイムと夜の混雑する時間帯ではなかったと ....
夏
中学の教室では前席のおんなのこのブラウスは下着が透けて
授業か終わり起立礼の時に前がふくらんだスボンを
クラスメートに気づかれないかと
ヒヤヒヤした事度々あったよ
俺は
尖ったコン ....
生きてる事に意味なんて求めて
探し歩いたりするから
苦しくなったり辛くなるんだよ
生きてる事に意味なんてないよ
第一そんな厄介なものいらねぇよ
鶏見てみろよ
卵産まされ
肉は食べ ....
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり
自分は暇人か
そうじゃない
私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ....
間違いなく
誰一人
物心ついた正確な日時を記憶してるなんて
不可能だ
それ以前に時間の認識と言う
重要な鍵を握らなくてはならないのだから
物心を手にした頃なんて
遥か遠くでかすか ....
どうせなら酒色に溺れて、あげくの果てに人生を棒に振ってみたかったな
そんなすくわれようのない生き方が痺れるくらいにかっこよく思えたからさ
その方が文学を志す者の一人としていい肥やしになるんじゃない ....
何一つ思い通りになりません
たすけて下さい
私だってシアワセになりたい
でも変わりに
差し上げられる物は何もありません
そんな都合のいい願い事を
叶えてくれるやさしい神様は
どこ ....
暗い部屋の中に閉じこもる事で安らぎを覚える事も少なからずあった
眩しい光の方が痛く感じてしまう自分がいたりした
人はどう生きるべきか
人はどうあるべきか
なんて教科書いっぱいに学生鞄に詰め ....
美しくて感度的な景色を見て脳に伝達し認識させるのは眼
どす黒くて汚いものを見てしまうのも眼だ
呼吸を繰り返しながら喉は言葉を声に変換し
個が他へと意志や感情を伝える
口は休みなく活動し ....
私だって持っている
人間の好きと嫌い
私だって
全否定出来ない
差別の意識と加えて偏見
私だって逆らえない
ケモノの欲求
ヒトでいながら
ヒトでなくなる本能
私だって苦し ....
欲望のおもむくままに自由奔放には生きられない
たえず柵にとらわれるひつじにみたいな人生にとっての
幸福とは何だよ
知らねえよそんなの
たった一度きりのこの世の中なんだから
自分の思 ....
とても大きな都会の、初めて歩いた街の通りで背後から呼び止められた
立ち止まって振り返ると誰もいない
そのかわりに前方は遥か彼方迄海になっていた
波の音が繰り返されてた
彼にとってそれはけし ....
じっとしてたらこの体もこころも氷結されて凍りの柱にされそうな
冷たい雨が降ってやがる
よりによって嫌いな蟷螂がどっかから飛んで来て俺の華奢な肩にとまったじゃないかよ
俺は咄嗟にそれを濡れた軍手で ....
一日一つかふたつインターネットに書き物を投稿している
それを家族は知っている
だけどね
何の関心も示さない
だってさ
それは幾ら掘っても何も見つからない宝物探しのようなものだから
家族 ....
おんなはおとこの子を身籠る
おとこはおんなを孕ませる
子はおんなの胎内で
その養分で育ちながら産まれるときを待つ
零から始まる何ものもない
生命もまた
零から始まってなどいない
....
ズキズキとココロが痛みだして
ハラハラとナミダがこぼれだしたら
あたりかまわず泣きだしてしまえばいい。
その日は祝日
新規開店間もないイオンモールに家族と一緒に車で出掛けた
五月。ゴ ....
宣井龍人さんのこたきひろしさんおすすめリスト
(38)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
家が欲しくなって
-
こたきひ ...
自由詩
4
21-6-16
世が明けてくる
-
こたきひ ...
自由詩
3
21-6-12
やさしさの欠片
-
こたきひ ...
自由詩
3
21-5-27
愚か者に喝采を
-
こたきひ ...
自由詩
5
21-5-23
からからと回る風車
-
こたきひ ...
自由詩
5
21-5-22
帰る場所がなくなってしまった
-
こたきひ ...
自由詩
6
21-3-14
あの日地面がおおきく揺れだしたから
-
こたきひ ...
自由詩
9
21-3-12
明かりと灯り
-
こたきひ ...
自由詩
4
21-3-3
その日夕暮れ
-
こたきひ ...
自由詩
3
21-2-27
さよならが来ないうちに
-
こたきひ ...
自由詩
5
21-2-23
夜ごと日ごとにつれづれに
-
こたきひ ...
自由詩
3
21-2-21
良い加減な生き方って
-
こたきひ ...
自由詩
4
21-2-19
ひとりごと
-
こたきひ ...
自由詩
6
21-2-18
風の匂い
-
こたきひ ...
自由詩
6
21-2-11
曖昧な正解と確かな不正解
-
こたきひ ...
自由詩
5
21-2-7
文房具ではコンパスが好き
-
こたきひ ...
自由詩
7
21-2-5
生きてる事に意味なんて
-
こたきひ ...
自由詩
7
21-1-31
文学だなんて思わないけれど
-
こたきひ ...
自由詩
8
21-1-31
耳元でポエムが囁きだした頃から
-
こたきひ ...
自由詩
5
21-1-24
どうせなら酒色に溺れて
-
こたきひ ...
自由詩
7
21-1-23
願い事は叶えられなくて
-
こたきひ ...
自由詩
3
21-1-18
もう一つあれば
-
こたきひ ...
自由詩
3
21-1-15
日記なんか書かない
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-12-27
私だって
-
こたきひ ...
自由詩
7
20-12-22
日曜詩人
-
こたきひ ...
自由詩
7
20-12-19
あり得ない現象の中に
-
こたきひ ...
自由詩
6
20-12-13
可能なら雨上がりの空には理想的な美しい虹がかかって欲しい
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-12-13
私と言う物語には
-
こたきひ ...
自由詩
5
20-12-11
零から始まる何ものもない
-
こたきひ ...
自由詩
5
20-12-6
ズキズキとココロが痛んで
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-28
1
2
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