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言葉の鱗粉を唇に引いて
舞う蝶の音域で放たれた音声は
宙にひらひらと軌跡を残し
風に混じりそして散る。
かろうじてあなたの指先に舞い落ちるなら
それはかすかに体温を奪い
意味の残滓を残すだ ....
ゆるやかに弩放たれ、
手のひらが裂けてゆく。
破れていく皮膚がいろいろな声とともに散る。
なにものかを握ろうとしていた形そのままに、
散乱していく限りなく薄い感触は、
体温を残す残像となって ....
キクチさんのななひとさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉の鱗粉- ななひと自由詩206-1-17
展開する身体- ななひと自由詩604-9-17

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