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ほんとうの深呼吸をしよう
北国を旅した時に泊まった宿で
火鉢の前で両手を暖めるひと時のように
ほんとうの手紙を書こう
血の通わない文字のメールを
百通送信、するよりも
旅の便 ....
君よ、忘れたもうな
いかなる時もあかい実を{ルビ包=くる}む
透きとほった
ほおづきの殻のあることを
何故生きるかって?
目の前を覆う
すべての霧を射抜いた
明日という、夢の為さ
あなたが地上から旅立って間も無い今
こうして語るのは月並みだが
友達でもないのに僕は言う
マイケル、
あなたが音楽の神様に選ばれた
天使のように
あふれる歓びを踊りながら歌 ....
両腕を左右いっぱいに広げて
地上に立つと
全ての人を{ルビ臓腑=はらわた}が千切れるほどに
抱き締めたいと思う
風ノ人が、自らの内にいるのを感じる
足元は、崩れている。
真っ直ぐ歩くことも{ルビ覚束=おぼつか}ず、
肩が揺らいでいる日々。
( ぼくの脳内には
( 壊れたリモコンが内蔵されている
胸を張れども三日坊主。
....