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うす絹の雨の向こうで

君はほのあおい街燈を見上げながら

卵色につめたく熱せられたそれを

死にそうなけもののように銀鼠色に湿るそれを

ナイロンでつつんだ胸もとに抱えて立ち

 ....
天に口蓋を開いた両生類が

  鼻孔をふんと開けぴろげ

    嫁盗り合戦の前日祝いと

      水晶の花火を打ち上げる
キクチさんの知風さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水芭蕉の相対性- 知風自由詩206-7-10
*洪水警報の夜- 知風自由詩106-7-9

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