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四倍に観えた
斜陽から
大気の臨点は
風をつくり
迸る生命に
つむじ一閃
燃ゆる
身震いした秋風
最小のヴェルレーヌを
解き放ち
ただ
一歩の前進に
凍り
凍てつ ....
面影はなくなったのだ
そこにはたらくちからを
しばらく考えもする
不条理ではない 赤い血だもの
とくべつはひかりを放ちながら
平楽のなか 潤いはかぜだったか
中核にむかい やがて永 ....
もっと自由な筆先
四千七百枚の絵画
その内二十三枚が
君の情景ならいい
土に腐蝕した躯
奇跡の孔雀の色彩は
燃えた様に
震えた様に
空中には寝返りの浮世絵
吐息と履歴書の ....
叛滅への秒数を
やや秒数を擦り散らす
無く深き穴の底辺よ
吹き込んだ衷心
偽った哄笑共
殺伐
血塗られた靜刃
ただ
只一度だ
空裂を澱みの感触に
掻き毟れよ君
望 ....
