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不思議な色の蝶々が飛んでいる

それは輪郭の曖昧な
色彩だけの蝶

夜の透明な影を磨く

電灯に錆びた灯りがともり
ナイフが鈍感に尖り

どこかで
海が泡を立てながら
消えてゆ ....
いつもそこに
置き去りにされているものがある
薄い皮膜が複雑に重なり増殖して
蛍光灯の白い光りを乱反射させている
そのプリズムに照らされて
痙攣を繰り返す白い体
それが私の感情だろうか
 ....
キクチさんの加藤小判さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
充血した夜- 加藤小判自由詩305-1-5
白い感情- 加藤小判自由詩504-9-10

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