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会いたくて
ただ会いたくて 
夜の底
雨降るそこで
声をからして
全体を凍てつくされた冬の森めぐりあえない君とは遠く

ちら と目が合った気がしたその刹那巻き起こる風紛れ込むきみ

お互いを知っているのに永遠に言葉を交わすこともできない

粉雪がとけるこ ....
トランプをきるのがうまい手品師の名刺がころころ変わるのはなぜ?


テーブルに咲かせてしまった薔薇だから血にまみれつつ手に取る醤油


この剣をここに刺しますこの剣はここに刺します あら不 ....
優しさが 爪弾かれるも 泡沫と
      振り向きもせず 貴方は泣いて



  静寂に身を寄せながら 綴りゆく
         独白が刹那 雨音に消ゆ
まぼろしの握手をすれば手の中に土の味するひまわりの種

夏の夜の平均気温が2℃下がり僕は機械の夢を見ました

青空に君が裸で泣いている 機械の僕は近眼のまま

コーヒーを眼鏡の縁で焙煎し3 ....
形状を記憶しているつもりなら今すぐ夢の断片ひろえ


轟音の低音ベースが鳴る部屋で無音のきみがほほえんでいる


失った真夜中ひとり花園で紋白蝶を両手で潰す


密葬す巨大な木々に囲 ....
血のにじむ指くわえようとするあなたから手をひっこめるさびしみがある

背後から抱かれて息が首筋にかかるぬくさを忘れはせじと

深呼吸忘れたことに気がついて深く重なる森の天井 

きみの ....
変色を免れていたあの日彼が歌集に閉じた水色の蝶


傷ついて体操座りで一千年蝶の呼吸と風化を見てた


美少年微笑している美少女の水晶体の奥でこはれる


もういちど橙いろの明るさに ....
寝転んで椿に話しかけるとき午後の紅茶もすでに冷たし


海のない地表の上を航海す既に明日も干乾びている


夕映えの冬の湖凍りつく阿修羅のごとく人生は鬼


バランスをなくしたきみは ....
少女たち暗黒舞踏を踊る夜旧市街へと駆ける少年


少年が少女の着替えを待っている土の器をふたつ並べて


蜜だらけベッドの上で酔い潰れ蛇足過剰の花をむさぼる


張り詰める音楽室の黒 ....
生徒数ふたりの村の学校の日直いまだ解かれざるまま


箱舟に辞書を積み込み忘れたがために無数の言葉も消える


ソドムとゆう街が滅びたときでさえどこかで恋が芽生えただろう


「カイ ....
縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる


夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄


鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ


鏡台に映る妹べにを ....
匂やかな雨は上がった
あと少しもう少しだけそばにいよう

この恋は長雨だった
そしてまた、乾ききらないこの道を行く

またふたり同じ{ルビ所=とこ}へともどる雨 
同じ海から
同じ空か ....
カ ン パ ネ ラ  君 の 骨 な ら 返 さ な い 。

殺 し 合 う に は 低 す ぎ る 空 。
キクチさんの短歌おすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の名を呼ぶけれど- 短歌306-2-12
シロ- 一代 歩短歌4*05-12-29
トリックスター- 本木はじ ...短歌805-9-30
とおりあめ- 雄太短歌405-8-2
キカイのカラダ- りっと( ...短歌705-7-26
むらさきせかい- 本木はじ ...短歌705-3-12
海へ、帰ろう- 白糸雅樹短歌4*05-2-22
第六世界- 本木はじ ...短歌805-1-1
REDMEDICINE- 本木はじ ...短歌604-12-23
少年少女探歌- 本木はじ ...短歌1304-11-14
starlessandbibleblack- 本木はじ ...短歌8*04-10-27
夜光中- 本木はじ ...短歌3504-7-14
同じ海から同じ空から- 伯井まな ...短歌504-7-7
供_花- 有邑空玖短歌11*04-6-26

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