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たいふういっか
が
台風一家だと
思い込んでいた頃
台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
....
一日の終わりに
脱いだ
ぬけがらが
いくつか並んでいる
命がけで
脱いだわりに
その佇まいは
くしゃみ
ひとつほどの
可笑しさを漂わせている
上手に脱いだ
ぬけがらは
....
空を見上げる君は
とても無防備だ
尖った顎先から
なだらかなカーヴを描いて
道が現れる
これから
戦いに出向くにしては
哀しいくらいに
無防備だ
それは
最後まで手放なせずにいた
....
空よ あなたは何者ですか? 満ち足りた時は美しく 哀しい時には より美しい
なぜだろう 雨も涙も透明なのに青く塗ってみたくなるのは
何もかも捨てたくなって空に投げ 落ちてくるまで こ ....
南 さやかさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
台風のあとで
-
そらの珊 ...
自由詩
30
12-6-20
ぬけがら
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
12-5-18
希望
-
そらの珊 ...
自由詩
10
12-4-25
洗濯日和
-
そらの珊 ...
短歌
11*
12-1-21
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