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いつの間にやら
できていた
玄関先は・・・
冷たくなってる
コンクリに
曲がりくねった
割れ目が二本
蟻の棲 ....
春とは名のみの夢見み月が
発育不良な日差しを漏らし
涸れた裏庭を
舐めはじめるとき
何もしないのに
ほころぴてゆくのは
腕時計の不要に ....
穏やかな風と光が
丘のひだにあふれて
卒寿の猫背を包みこむとき
おひとりさまのスライドには
しみじみとよみがぇってくる
はるかに過ぎ去った
白い季節の ....
ヒトガウマレタ
ジブンモウマレタ
ヒトガシンダ
ジブンモヤガテシヌノダロウ
テレビハマイニチノヨ ....
げんこつであごを支えている
机上の散乱物をながめて
あがきつつ果たしている
四次元から背負わされたミッション
ひとつひとつに浮き出ている
カルマからくくられた押し花の自分史
あ ....
名を成した者をとりまいている
「時間」のなかで
いま 光と音の歓喜にあふれた
饗宴に酔い痴れる
ピエロのいじらしさ
名を汚し ....
はるは蝶とささやきあい
なつには蝉とうたいあい
あきはむしとなぐさめあい
ふゆにはみみずと遊びあい
風とは笑顔でダンスしあい
光とはすなおに握手しあい
雨とは ....