すべてのおすすめ
「原初の姉妹」
                 木の若芽


東雲の空をわたしの原初の姉妹が舞い駆ける
紫の長い髪をなびかせて
しなやかな脚大きくひらいて
かもしかや野の馬のように
 ....
「何者でもなく」
            木の若芽


木から学んだ忍耐
鳥から教わった勇気
宇宙から教わったやさしさ
花から学んだ明るさ
今こわいものなく
人のなかにも入っていく
 ....
「さあここへ」
                 木の若芽


街の人と里の民が
踊る はやす 祈る
働く つくる 
楽しみ喜んで
太陽に向かって 海に山に向かって
音楽科の父と 画 ....
野分
          木の若芽


海に生まれ海を吸い
東から西から
竹の葉のような島を
南へ北へめくりあげ
野分
秋果をもぎとり海に果つ
「いつかの秋川」
            木の若芽


なめらかな岩肌のすじをたどり
緑の水がゆっくりとゆっくり流れてゆくすじを見つめ
虫の鳴く草は生い
鳥の鳴く木々は色づき
わたしは ....
「歌いつづければ」
             木の若芽



台風が何事もなく過ぎた朝
日が昇り 一掃された世界に光がしみこむと
歌い出す いのちの声

「歌いつづけなさい
書きつ ....
「宇宙樹の秋」
              木の若芽

やわらかな陽の入ってくる林の道
耳をすまそう
耳に手をそえて
鳥の声がひとつひとつ
きわだって聞こえてくる
高い声 低い声
陽 ....
「秋のワイン」
           木の若芽

ぶどうの木に宇宙が実っている
一粒一粒の小宇宙の魂が
ほろ苦く ほの甘く かすかにすっぱい
この味こそ宇宙の味わいだ
だが宇宙の香りにつ ....
「つばめ」
          木の若芽

雲の流れる川が少し明るんだ正午
雨がすむその奥から小さな点があらわれ近づいてくる
あれぞ 勇気の鳥 つばめは
雨ぎらう空をみごとな滑空 また上昇 ....
「待って」
              木の若芽

わたしを飛ばせて 星まで
夜空あおいで 目指す
なのにあなたは駆けて行ってしまう

わたしは回る
空を仰ぎながら
右にも左にも 前 ....
「新しい生きものになったように」
                    木の若芽

土に生えたい
かたばみ、ひるがおのように
土の養分を吸いたい
みみずのように
光を浴びたい すずめ、 ....
「越境するとき」     木の若芽


鳥たちの最も自由なのは夏の朝5時だ
雲も人もなく光満ちるばかりの時よ

もしも魚が鳥のようにさえずり歌えるなら
どんな音色を響かせるだろう

 ....
朝焼彩茜色さんの木の若芽さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
原初の姉妹- 木の若芽自由詩212-10-27
何者でもなく- 木の若芽自由詩112-10-17
さあここへ- 木の若芽自由詩312-10-10
野分- 木の若芽自由詩212-10-6
いつかの秋川- 木の若芽自由詩612-9-16
歌いつづければ- 木の若芽自由詩412-9-16
宇宙樹の秋- 木の若芽自由詩3+12-9-9
秋のワイン- 木の若芽自由詩212-9-4
つばめ- 木の若芽自由詩312-9-4
待って- 木の若芽自由詩212-8-2
新しい生きものになったように- 木の若芽自由詩412-7-27
越境するとき- 木の若芽自由詩212-7-27

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する