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     わたしは帰る
     猫の住む我が家へと
     服も靴下も脱ぎ散らかし
     ひんやりとしたベッドへ
     もぐりこむ
     鼻先の生温かなけものの匂い
 ....
    おとこに捨てられた、
    だからノラ猫になった
    夜空をみあげにゃあと啼いては
    まんまるお目目に三日月うつし
    うろついた夜の街には
    千鳥足の奴らがい ....
      
    光と影が交差した
    あの日、
    蝉が死んだ               
    
    探し求めた、あの日から
    どこへ行ったのか
  ....
     つぶれたスーパーの裏には
     ひとり郵便ポストが立っている
     その赤いからだは色褪せて
     ところどころが剥げている
     スーパーとともに忘れられ
 ....
     星がみえぬと
     嘆くのならば
     夜ごとまぶたを
     くちびるで塞ぐ
     それは塩辛く
     わたしは夜に
     海をみる

 ....
     雪がふる雪がふる
     音もなくふりつもる
     蝉たちは土の中
     耳を傾け夏をまつ
     あの日の麦わら帽子は
     いまも埋もれてい ....
    
    水道の蛇口を閉め忘れたようで
    寝ているうちに耳の方へと
    冷たいものが流れてきます
    明日は仕事なのだからはやく
    眠らなくてはならないと ....
      あなたとわたしは一膳の箸でした
      年を経た槐の木から
      それはそれは丁寧につくられて
      生まれたのでしたね
      ある朝 ....
      あなたにあげる
      おおいぬふぐりのあおい花
      うぐいすのなきごえ
      おひさまのあまい香り
      はるの日のはじまりを
 ....
        流れ星をみつけては
        「る」とちいさく声にする
        さむさにふるえ
        さいごの一文字ばかり
        くりかえし、 ....
コノヨニアナタガアルカギリ

コノミヲカゼニナビカセテ

トオクノソラヲアオギミル
       夜更けに降った雨はあがった
       そらはどこまでも透き通り
       青く高くひかりに満ちる
       さぁ腕まくりして窓ふきをしよう
       透き通るほど ....
            疲れちまったと吐き捨てて
            ビールをあおり
            憂さを晴らせるうちはいい
            吐き出す言葉す ....
朝焼彩茜色さんの石田とわさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金の目と金の月- 石田とわ自由詩16*15-9-4
ノラ猫の歌- 石田とわ自由詩20*13-7-27
白昼夢- 石田とわ自由詩13*13-7-20
きみを忘れやしない- 石田とわ自由詩12+*13-1-20
夜に海をみる- 石田とわ自由詩17*13-1-18
蝉たちの子守唄- 石田とわ自由詩13*13-1-10
蛇口がみつからない- 石田とわ自由詩12*13-1-9
一膳の箸- 石田とわ自由詩16*13-1-8
はるをつめこんで- 石田とわ自由詩11*13-1-7
るの想い- 石田とわ自由詩10*12-12-15
ナビカセテ- 石田とわ自由詩4*12-11-10
背伸びして窓をふく- 石田とわ自由詩13*12-5-12
残骸を投げ捨てろ- 石田とわ自由詩7*12-4-9

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