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夜の鏡に化粧を落とした道化者の喜怒哀楽の無い表情が映る。
上からの圧力と下からの形だけの信頼の間のクッションとして、
日々を淡々と送るあなたは悲しき道化者。
あなたの昼間の顔にも本当の笑みが ....
朝日を受けて、今旅立ちの時を迎えようとする者よ。あなたの選択は正しい。
あなたはまだほんのエメラルドの原石かもしれないが、この道をゆくことによってそれは磨き抜かれ、本物の硬質なエメラルドとなるの ....
ポプラ並木をあなたと歩く。
優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな風がゆったりと流れてゆく。
僕はあなたの胸の内を知りたくなって、ほんの少しドギマギする。
意地悪な雲が僕の心を見透かしたように、時 ....
時空を超えて今あなたの心に新たな気付きが目覚める。
けれど平和を求めるあなたの心にも邪悪の神は鎮座している。
あなたの為を思って、などという薄っぺらな言葉はいらない。
私が求めるのは今この瞬 ....
あなたはあなたのとっておきの古ぼけたカメラを手に取り、
にやにやしながらその背中を開けて一本のフイルムを装填する。
あなたの細く美しいその指で、とてもやさしく、繊細に。
私は暖かい暖炉の前で ....
朝霧が幻想的な雰囲気をもたらすこの森で私はあなたと会おう。
この森の閑寂さをもって、心を平静に保ち、私はあなたを迎えよう。
その切り株は木陰にあるけれど、柔らかい朝陽が差し込む特等席だからあな ....
日差しの強すぎる午後、私は貴方を想う。
道端に投影される光線に強い生命力を感じて。
貴方のその強靭な生への意志は、私の活力となり、
未来へと続く豊潤な果実を実らせる。

先人の放った言葉 ....
真夜中に石畳の狭い路地を歩く。
すべての家々の窓は閉め切られ、孤独のうちに
私は己の半身と夜を語る。
時の歩みはいまだ遅い。

真夜中に浸る欲望を持つ者の頭はたえず動いている。
昼間の ....
静かな墓標に、白い午後を過ごす日。

紋黄蝶の舞う向こうを眺める。音も立てず、声も出さず。

心の時計が動き始める。
やまびこの遠く澄み渡るを聴く。この連嶺の偉大さよ。
夏にいまだ白く残る雪を携えて、今、この世界に君臨する。
比類なき荘厳。重厚な交響楽。
私はただその頂にて感嘆し、言葉を失う。

母なる ....
北欧から来たアイスブルーの瞳を持つカモメがこの空を飛んでゆく。
氷川丸に群れている黒い瞳のカモメはそれを全く気にしない。
孤高のカモメがはるばるやって来たというのに。
彼らは群れてはいたが、 ....
沁み入る夏の夕べに友と語る。
各々は何処へ行こうとしているのかを。
目指すべきものは見えているのだ。その心の中に。
日毎多様化する手段に混乱し、目の前のハイライトに手を伸ばす。

澱んだ ....
私は根腐れした薔薇を愛する。
雨にずぶ濡れてなお獲物を探す野良猫を愛する。
休日の窓辺に腰掛けて憂鬱の週明けに悩む友を愛する。
自然と人間を愛する。

私は時代にその名を刻み込んできた先 ....
真夜中のサービスエリアで私は自分を想う。
外灯が車のフロントガラス越しに優しく差し込み、
漂う煙草の煙をぼんやりとこの空間に浮かび上がらせる。
煙草の先端に赤い情熱が宿り、人生が少しずつ減っ ....
気がつけば雨は雪。

創造の世界では初夏でも雪は降る。

なんて自由な空間。ぽーんと抜ける空間。

木曜日の午後の喫茶店。

一年中飾られているクリスマスツリーに暖色が宿る。

 ....
進め、進め、力強く。
進め、進め、誰が何と言おうとも。
進んで進み尽くして疲れたら休めばいい。
そしてまた、どこまでも突っ走れ!

偉大な先人達の後に続け。
先人達が創り上げた光の道を ....
闇の帝王がその音色を奏でると、聴衆の動きがはたと止まる。
このトランペットの音は全ての世界を超越していたのだ。
そこに新たな魔王が音色を重ねた時、聴衆はもうその場から逃れる事すら困難だ。
夜 ....
 それぞれの理想の楽園で、ただよう魂を見よ。


  君たちにも見えるだろう。
  笑っているのに目にはたくさんの涙を浮かべているんだ。
  なぜって、それはわからないよ。
  わから ....
夕映えに染まる高原の小道で、高く聳える悠久の塔。
刻まれた言葉は年月を超え、未熟な私の心を満たす。
全ての含蓄はあなたのうちに在り、一人佇む私に語る。
人を羨むな、と。

夜のしじまの山 ....
紅玉の瞳からこぼれる雫を飲み干すと、今日の朝だ。
空は青く澄み渡り、幸福の窓辺に鳥達の歌が響く。
苦悩に満ちた昨日は忘却の泉に去って行った。
赤いレースの女神よ、私は貴方の歌声に救われたので ....
描かれた肖像画のグレーの瞳を見よ。
額縁が架けられた白壁の感情を見よ。
レースのカーテン越しにこじんまりと佇む庭の花々を見よ。
いつしかテラスはしっとりと濡れているではないか。

応接間 ....
グレーに染まる空を見上げながら一篇の夢を見た。
見知らぬ庭園。真昼の舞踏会。
音の無い談笑が私の胸を締め付ける。
額の無い絵画の中で彼方のマリア・テレジアが私をじっと見つめる。

混乱し ....
時代の裏側でひっそりと
消えてゆく命のはかなさよ
今宵の月影にくっきりと
浮かび上がる貴方の面影よ
 
過ぎ行く日々の切なさに
心を癒す術も無く
流す涙の一滴
貴方に届く訳も無し
 ....
夜空の彼方から私の窓辺に舞い降りる音の輝きを見る。
煌めく音の粒が私の心に絶え間なく降り注ぐ。
それは確かに、天上の天使が奏でるピアノの純音。
流麗な音色が疲れた私の心を癒す。

私は自 ....
誰しもが持つ少なからずの不安に梢で緑が揺れている。
あなたが私に声を掛けて下さった時、
(そう、あの時私は心此処に在らずだった)
それは天使にも悪魔にも似て、ただ薔薇の香りを鼻先に届けた。
 ....
エメラルドブルーと白銀の世界を僕は見ている。
この美しい光景に僕は戸惑う。
果たしてこの世界に踏み込んで良いものか。
良いと言われれば、今すぐにでもこの身を投じよう。

感情の襞を鎮め、 ....
よく晴れた日の朝、公園の人々は僕に優しい。
それぞれの日課をこなす人、ふらりと散歩に来た人。
見ず知らずの人同士がお互いに軽くスマートな挨拶を交わす。
素晴らしい一日の始まりがここにある。
 ....
広大な湿原に風はぬるく、軟体生物のような草がゆらゆら揺れている。
光と影の世界でその生命をしたたかに維持している大湿原。
ここから抜け出す事はできない。
ここでは誰もが勇者に祭り上げられるこ ....
一体、いくつもの衣を脱ぎ捨てれば、立派な大人になれるのだろう。
一体、どのくらいの時を費やせば、立派な大人になれるのだろう。
一体、幾人もの愛する者と夜を共にすれば、立派な大人になり得るのだろ ....
人知れず、希望の泉が湧いている。
それは思いのほか近くにあるかもしれないし、遥か彼方にあるかもしれない。
それでもあなたが生きている限り希望の泉が絶えることはない。
泉はいつまでもあなたを待 ....
朝焼彩茜色さんのヒヤシンスさんおすすめリスト(228)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
道化である必要なんてない- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-13
若い人たちへ- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-12
妻へ- ヒヤシン ...自由詩8*13-7-12
遥かなる気付き- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-12
朝方の嫉妬- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-11
森の精霊- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-11
限りなき夏- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-11
真夜中の放浪- ヒヤシン ...自由詩13*13-7-8
在るイメージⅡ- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-6
新たな道標- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-4
群集の中の孤独- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-30
夢を食む兎- ヒヤシン ...自由詩5*13-6-28
感謝の心- ヒヤシン ...自由詩7*13-6-28
サービスエリアにて- ヒヤシン ...自由詩2*13-6-28
Relaxin'_〜或る午後に- ヒヤシン ...自由詩12*13-6-22
光の弾丸- ヒヤシン ...自由詩9*13-6-22
Kind_Of_Blue- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-18
一人娘と。- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-17
羨望による創造- ヒヤシン ...自由詩1*13-6-15
M・H- ヒヤシン ...自由詩3*13-6-15
叫喚- ヒヤシン ...自由詩1*13-6-3
鎮魂- ヒヤシン ...自由詩2*13-6-3
生命- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-3
F・H- ヒヤシン ...自由詩3*13-6-2
告白- ヒヤシン ...自由詩5*13-6-2
美星- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-2
朝からの訓示- ヒヤシン ...自由詩5*13-5-31
湿原から草原へ〜(・・猶予。)- ヒヤシン ...自由詩2*13-5-28
熱情- ヒヤシン ...自由詩1*13-5-28
信じる力- ヒヤシン ...自由詩4*13-5-27

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