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こんな晴れた日にはあなたに会いたい。
見えない翼を広げてあなたのもとに飛んでゆきたい。
あなたは驚くでしょう?
私には見えない翼があるってことを。

こんな風の涼しい日には今すぐあなたに ....
君が悲しみに暮れる夜。
見えない僕は君の傍らに腰掛けただ微笑んでいるよ。
言葉なんかいらないと思うけれど、
もし必要なら夜が明けるまで話をしよう。

君が記憶の扉の中、淋しさを感じる夜。 ....
七つの海を越えて今年も夏が来ましたよ。
あなたとお別れしてから五年がたちました。
元気でやっていますか。
もうたくさんお友達もできたことでしょう。
そちらは過ごしやすいですか。こちらは猛暑 ....
この線路を真直ぐ歩いてゆけば僕らの夢に辿りつけるのだろう。
灼熱の太陽も、吹き付ける砂塵も、もはや僕らの敵ではなく、
熱く燃え上がる僕らの前には一本の道があるだけだ。
先人たちの偉大さをその足元 ....
休日の昼間、よく空を見上げる僕は素敵な発見に歓喜する。
大空に浮かぶ雲は一つとして同じものは無い。
似たようなものはあるけれどまったく同じものは無い。
それでもみんな同じように風にたなびいて ....
あなたは自分を愛してくれる人に抱かれて消えたいと思ったことはないかい。
あなたは自分の頭を優しく撫でてくれる人に包まれてなお、このまま消えて
なくなりたいと思ったことはないかい。
一度でも感じた ....
深夜、ある着想をその手に掴んだ者はそっと詩を描くだろう。
詩神にその身を委ねる者がきっと在るだろう。
何の為に、などと野暮な事は聞かないでほしい。
心に溢れて仕方のないものを書き留める者こそ詩人 ....
あの晩、月は出ていたでしょうか。
風は無かったように感じます。
広い公園の芝の上のベンチに一人腰掛けていたあの晩です。
死が最も私にその身を寄せていたあの晩です。

私はどんな些細な言葉 ....
澱んだ川面に石を投げる。
幾度も、幾度も。
投げられた石は水を跳ね返す事も無く、
澱んだ川面にねっとりと吸い込まれてゆく。
 
石は私自身の言葉であるかのように音も立てず沈んでゆく。
 ....
上昇志向の階段を私は昇ってゆく。
脇目も振らず昇ってゆくので、私は周りの景色が分からない。
足元に広がる野に咲く薔薇よ。
お前はその身に纏った棘を研いで、私の転落するのを待っているかのようだ ....
窓辺のカーテンをすり抜けて、部屋中に漂う貧弱な香り。
太陽も顔を見せず、私の戸惑う心を反映した薄い雲が
空という画布いっぱいに塗りたくられている。
外を歩く人は思想の往来をただ足早に通り過ぎ ....
一杯の珈琲に人は人生を眺める事がある。
私は常にストレートでゆきたいが時にはミルクを入れたくなることもある。
私はあなたに想像の余地を与えない悪戯をしたくなる時があるが、
今回はやめておこう ....
その重たい扉の向こうにはあらゆる人生が生きている。
その人生を見ようと見まいと全ては自分の意思に委ねられている。
ふと足を止めるが答えは最初から決まっている。
私はその重い扉をゆっくりと開け ....
私は力強いものを求める時、大海を想う。
海はその不思議な力で私の挫けた心を救ってくれる。
雄大な空間に大きく放たれた魂が私に投げかける言葉、
『生きていればこそ。』

私は悲しみに暮れる ....
その時、私には見えたのだ。
彼の繊細なすべての指たちから薄く透き通った白い糸が出ているのを。
彼は己のリズムに体をくねらせて、黒い母体の敏感な部分に触れているのだ。
そしてその彼の指は決して ....
森に囲まれた白い家の個室で私は私の感性を解放する。
それらのうち、あるものは壁に反響して部屋中を駆け巡り、
あるものは開けた窓から外の空間へ抜けてゆき、そしてこれが一番厄介なのだが、
そのど ....
高原に風がそよぎ、象徴の塔の輪郭を撫ぜる時、
私の感覚はあるひらめきと邂逅する。
詩作の種は私の心に蒔かれ、芽を出すのを静かに待つ。
風がその種を遠くに運んでしまわないように見守りながら。
 ....
素晴らしい朝が来た。私は心から生を満喫する。
創造の苦しみから解放された輝ける朝。
鮮やかな緑もたおやかに流れる川のせせらぎも私に優しく、
一杯の珈琲に込められた生の息吹に歓喜する。

 ....
明け方にふと目を覚まし手を伸ばす者は何かを掴むだろう。
ささやかな朝食の後、テラスに出て森の香りを浴びる者は何かを得るだろう。
アンニュイな午後、そよぐ風にその身を晒す者は何かを感じるだろう。 ....
ピアノの純音が美しければ美しいほどその裏には胸の張り裂けるような悲しみがある。
人は誰しも悲しみを背負っている。それは白鳥の慟哭にも似て。
力強くシャウトする歌声の陰には壮絶な人生がある。
 ....
天空を羽ばたく鳥のように優美で大胆なインプロヴィゼーション。
限りなき才能の泉から清水が次から次へと溢れ出ている。
もはやとどまることを知らない感情の洪水は
我々の乾いた喉を潤し、大河へと流 ....
森の音楽家が奏でるピアノを聴きに行かないか。
それが僕のプロポーズ。
愛する君へのプロポーズ。
君が優しく微笑んでくれたら良いのだけれど。

森の美術館の香りを堪能しに行かないか。
こ ....
線香の匂いが漂う軒先で、手持ち花火を子供と遊ぶ。
そのうち妻も加わって家族三人花火を遊ぶ。
色とりどりの花が咲き、子供の顔に笑顔が浮かぶ。
隣の家の縁側で寝ていた猫が咳をする。

はしゃ ....
夏も盛りの暑い午後、私は一人途方に暮れる。
港の見える公園で黄色い薔薇が咲いている。
私の瞳に映るその薔薇を見つめる人はいないので、
薔薇は私がこの場から立ち去る事を許さない。

かつて ....
双頭の鷲がその雄大な翼を広げて空高く舞い上がる。
大地の至る所に刻まれる陰影を踏みしめて我らは未来へと進んでゆく。
時の歩みを止める事は出来ないが瞬間をその胸に刻み込む事は出来る。
それらを ....
今夜もまた私の血液を机上の黒い薔薇に注ぐ。
私は時々赤を見るのが無性に嫌になる。
他人の鮮血も、この机上の赤い薔薇も。
だから私はそういう時、この薔薇の赤い花弁を自分の濁った血液で汚すのだ。 ....
ラピスラズリの夜空に燦々と煌めく星々は私に宇宙を感じさせる。
際限が無く広大で、静寂な美しさに溢れている。
昼間とは別の顔にただただ魅入るばかりだ。
目の前でたゆたう蝋燭の炎に私の心は打ちの ....
煌めく星々の彼方に伸びるきざはしを今まさに昇ってゆこうとしている君。
地上の僕は君の後ろ姿を必死に追いかけてこの手を思い切り伸ばす。
けれども君の金色の長い髪が暗闇の中鋭い光線を放ち僕の行く手 ....
都会の喧騒から逃れるようにこの村へ来た、新たな道程。
久しく見なかった青い空は高く眩しい。
なんて清涼な空気、美しい山々の稜線。
私は自分の在るべき場所をようやく見つけた嬉しさに浸る。

 ....
夜の繁華街のざわめきにあらゆる欲求が漂っている。
散らばるポン引き達の蜘蛛の巣が張り巡らされている。
しどけない女たちは性欲の看板をぶら下げている。
狡猾な男たちはホテルの裏で駆け引きと取引 ....
朝焼彩茜色さんのヒヤシンスさんおすすめリスト(228)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こんなに空が青いのに。- ヒヤシン ...自由詩7*13-8-18
もし僕が先に消えたなら。- ヒヤシン ...自由詩4*13-8-18
お空の彼方にいる君へ。- ヒヤシン ...自由詩11*13-8-14
ONE_WAY- ヒヤシン ...自由詩3*13-8-14
愛の鼓動- ヒヤシン ...自由詩2*13-8-14
純粋な心を持つ人へ- ヒヤシン ...自由詩5*13-8-12
詩人- ヒヤシン ...自由詩5*13-8-12
生かされる事。- ヒヤシン ...自由詩3*13-8-12
一服まで- ヒヤシン ...自由詩3*13-8-7
野ばら- ヒヤシン ...自由詩4*13-8-6
悲しき野心- ヒヤシン ...自由詩5*13-8-6
甦る魂- ヒヤシン ...自由詩5*13-8-5
ジャズ喫茶- ヒヤシン ...自由詩1*13-8-5
人生の舞台- ヒヤシン ...自由詩1*13-8-5
創造する者- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-30
感受性〜生まれ持っているもの- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-30
高原の風- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-29
今、再び。- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-29
詩作- ヒヤシン ...自由詩2*13-7-29
自分次第の人生- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-28
精神の頂を掴む手- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-28
プロポーズと招待状- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-25
家族花火- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-25
望郷- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-25
信念- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-22
黒薔薇- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-22
真夜中の瞑想- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-22
Always- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-15
美しい村- ヒヤシン ...自由詩9*13-7-13
欲求の果て- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-13

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