すべてのおすすめ
三月の外気は
まだまだ零下だから
白くけむるよ
吐息はみんな白くけむるよ
こちら北海道の三月は
まだまだ桜と無縁だからね
凍えるよ
着のみ着のまま出てきたのでは
凍えるよ
ひ ....
わたしの辿った
春を数えていただけの、
それだけで、よかったはずの
とおい春


わたしには
あとどれくらいの春がめぐるのだろう、と
なにげなく指を折り、数え始めた
そう ....
わたしを生んだ
女をわたしは知らない

影も匂いも
どんな音を発するのかも
なにひとつ知らない



わたしを抱いて
わたしを褒めて

わたしを叱って
わたしを守って
 ....
雨は
嘆きを代弁しない

風は
怒りを
代弁しない

おまえを語れる
他者はない



星は
だれをも照らさない

花は
だれをも誘わない

おまえは
 ....
ひとりで仰げば尚更に
山野の月はきれいです

涙は
雲居をわたる舟

契りは
雲居をてらす舟

言葉が透ける霧の夜は
山野の月がきれいです

あまねく水面は
古巣です ....
あとは
お任せいたします、

上手にもたれて
サボりましょ



問うも問わぬも自由なら
いずれも選ばぬ
すべもある



お口の悪いひとがいて
腰の重たいひとが ....
銀河のほとりの
ちいさな一途


ひとつ
ふたつ、と
確かめあうのは

些細なことに
すがるぬくもり



もう、
離ればなれには
なれないや

っていう告白は ....
きみの涙は
あたたかかったから、

時間はけっして
冷たくなんか
ないね


願いも祈りも
こわれもの

そうでなければ
未来のすべては意味をうしなう


昨日も ....
列が
乱れますから
前へならいなさい、
切なさよ

ラインをよく見て
その境を越えないように
たたずみなさい、
恋しさよ

下を
向きすぎてはなりません
他のものたちと ....
風に
正義を負わせるな
風に
味方を尋ねるな


雨に
慈悲など求めるな
雨に
素顔を尋ねるな


真っすぐに立て
力の限り

言い訳の一切を
支えにかえて
 ....
まだ去り切らない
冬を踏む

春の
躊躇をたすけるように
前向きに踏む

それが出来たら
夏は自分を裏切らない

秋の実りも
訪れる


最後の最後まで
冬を踏む ....
 そっと
 手のなかで砕けてゆくものを
 花、と呼びます



透きとおる風に
聴きそびれた使いを
そのみちを

ためらいながらも、
懐かしむように
かばうように

 ....
朝焼彩茜色さんの千波 一也さんおすすめリスト(102)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白いけむり- 千波 一 ...自由詩714-3-12
在庫- 千波 一 ...自由詩314-3-11
雪月花- 千波 一 ...自由詩714-2-20
恥知らず- 千波 一 ...自由詩10*13-2-6
山野の月- 千波 一 ...自由詩6*12-9-3
トライアングル- 千波 一 ...自由詩4*12-5-4
祝婚歌- 千波 一 ...自由詩2*12-4-30
- 千波 一 ...自由詩2*12-4-30
整列- 千波 一 ...自由詩6*12-4-24
力の限り- 千波 一 ...自由詩5*12-4-18
春踏み- 千波 一 ...自由詩3*12-3-28
水の蕾- 千波 一 ...自由詩10*08-1-25

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する