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春がやさしく微笑むと 
白く積もった嘘が融け
ぬかるんだわたしの心を
悲しい泥水となって流れ下る

ひび割れたアスファルトの肋骨
空に頭を踏まれたままの道あるいは時間か
仰向けに開いた記 ....
寂しいのは

ぼくが肉体にあるからだ

どうしようもなく

ぼくが肉体に在るからだ


からだやこころが辛くなると

からだやこころで我慢している

それができなくなると
 ....
息子は仮眠室で眠っている。

ぼくは杉下さんの容態をメモを録りながら聞いている。

今夜は杉下さんのおられる107号室がぼくの居場所だ。

居場所なんて言い方はおかしいのかも知れない。
 ....
 
晴れた日にうたう歌がある

雨の日ににうたう歌がある

僕には、歌がある



 
Gが死んだのは寒風厳しい二月の末だと云う
ひらかれた掌からすべり落ちたグラスにこぼれるコーラの泡と
整列して空虚なペットボトル
黒い海鳴りがうまれた
坊主頭に、北からの光がきっとまぶしかったこ ....
Ryotaさんの自由詩おすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この春を何と呼ぼうか- ただのみ ...自由詩28*13-3-21
寂しい理由- 吉岡ペペ ...自由詩213-3-17
看取り(5)- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-16
歌がある- 殿上 童自由詩27*13-3-10
- soft_machine自由詩712-3-25

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