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「あなたが居なけりゃ楽なのに」



何度思っただろう




疎ましくてたまらない


考えると腹が立ってくる








こんな事書いても
 ....
それ以上どこにも行けない場所で
言葉をどれほどつみあげてもかたちにはならなかった

ささやいて
抱き合って
口づけあって
交わりあって
罵りあって

それ以上どこにも行けない場所 ....
街は
かわらず
急ぎ足だから
にわか雨にも動じない

チラ、と
暗く続いた空をみて
街は
かわらず
明かりを灯しはじめる

明かりは
誰のためか、と
問われたならば
し ....
お母さん。喉乾いてませんか?お金は大丈夫ですか?
私は元気です。

 初めて貴女への感謝が溢れた時、24歳の時でした。
 命がけの出産、私の優柔不断の魂が、貴女を難産にさせてしまった。
 
 ....
  さくらんぼの花が咲いている
  うっすら目を閉じ微笑んでいる
  ソメイヨシノのような艶やかな色香はない
  浮世を忘れようとその下で酒宴を張る者もいない
  白く清楚なその花は
  ....
少し大げさに
五月の朝を吸い込んだら
つまらない不純物など
軽々と許せてしまうくらい
気管が心地好くせせらいだ

少し控え目に
五月の朝を吐き出したら
ためらいや秘め事を
うっか ....
野の花が
あんなにも
優しげに微笑むのは
きっと
手向けの花であるから

肉体を持たぬ人に
花以上に似合うものが
あるでしょうか

空腹も感じないので
食べ物はいらない
物欲も ....
希望と呼ばれるものに
過剰な期待をしてはならない

希望だってぼくら以上に忙しいんだ
あちらに希望を失いそうなひとがいれば

どれだけの遠い距離であっても希望は駆けつけ
そのひとに寄り添 ....
母のおむつと尿漏れパッドを買う
要介護度3でデイサービスと訪問介護で
助けてもらっている

食べ物にたいする執着がつよくなっているようだ
それが生きるということなのかもしれない

子供た ....
わしは実は ふたごだったと聞かされた日
そして わしのふたごの兄貴だった人は生後まもなく死んだのだと聞かされた日
ねぇちゃんと グリコを分けて食べるように わたされた
ねぇちゃんに 言うた
「 ....
{画像=120506235631.jpg}


きらきら光る
硝子の破片
きらきら光る
小川のせせらぎ


寂しく独りで
光っている


きらきら
きらきら
光っている
 ....
 
 
妻の眉間のあたりに
凪いだ海がある

うみねこが飛ぶ
貨物船が渡る
風が吹く
少し波立つ

虹、と
妻が指差す

知ってるよ、
海に映ってた
 
 
痛みを感じた左腕が

必死に
「生きたい、生きたい」と
赤い滴を流した

僕はそれを見て
「生きていること」を感じた

僕の左腕の生きた証を見る人の目は冷たく
僕はまた生き ....
北国に桜が咲いて幾日も経たず
昨日突風が吹いて花びらを散らして行った

今朝 桜は冷たい雨に濡れそぼち
うつむき滴る 運命を受け入れつつも

儚げな美しさを愛でる者が
その色香に誘われて ....
夕焼けが染み込んで
焼き魚が  はためいている

こんがりと  空の匂いを漂わせ
塩のような星粒が  いい塩梅に


そんな屋根より高い鯉のぼりや
ベランダにかわいくなびく鯉のぼり
 ....
ぼくたちはことばの国のたびびと
遥かな源流から
ひとひらの花びらが流れてきてそれは
あらたななまえを与えられて言葉となる

ぼくたちは森を抜け荒れ野を辿り
大地から漏れ出た溶岩流に閉じ込め ....
他者の背中を見るように
自分の背中を見ることはできない

他者の背中を見送るように
自分の背中も見送られ

雨あがり
洗濯したばかりの
地球の匂いに包まれる午後

無風、時々背中
 ....
YESを放とう

 だだっ広い肯定の中に否定は
 美しく豊かな皇帝の中に すっぽり納まる

YESを放とう

 瞳に映ってしまう 止むを得ない
 瞳の縁を辿って刹那にこぼれてゆく涙も
 ....
ねえ、マトリョーシカ
この世の何処を探したって
貴方ほど馬鹿げた男はいないわ

根っから明るい人間なんて
そんなの、沢山居るほうがおかしいのに
誰かみたいにと躍起になって
自分らしさを台 ....
 
 
蘇鉄の葉が風圧に揺れる
掃討戦が始まっていた

その夏、ぼくはひたすら
素麺を食べ続けたのだった

想像よりも遠くまで
空は広がり

祖父は二度と
祖国に帰らなかった
 ....
愛という甘美な束縛に身をゆだねることで
ひとはみずからくるしみを選ぶのかもしれない

虚ろな自由よりは五感を満たす快楽が
存在の証となることを
本能的に知っているのかもしれない

国が侵 ....
「愛してる」

簡単じゃないはずなのに
誰もが街なかでささやきあっている

君だけを
このひろい世界を




勘違いしてしまうのかな

束縛されたく無いはずなのに
相手 ....
午後
湿った空のヴェールのどこか
太陽は消息を絶ったまま
まつ毛に絡まる滴たちが
小粒の昼間を映し出している

鳥の吹奏と草木の挙動は
雨粒のなかに封じ込められ
川の大移動だけが
落 ....
まず魂のくせを矯正します
今世のくせも後で清算する予定ですが...
とりあえずお世話になった想いの数々に手土産のひとつももたせて
さっと湯通しをします

その際肩をおもみしても構いません
 ....
ある日からぼくは命が呟くのを
耳ではなく心で直接聴ける様になった

命は言う ぼくが挫けるときに
誰だっても転けも挫けもするが
まだまだ俺もお前も大丈夫だからなと

命は言う ぼくが愚か ....
会社をたたむと決心して以来
もののたたみ方に注意するようになった
これまで自分でたたまなかった布団を
たたんでみたりするようになった
いつもはそこら辺に放り投げている
パンツや靴下もたた ....
暫々 努力を称える名言として
エジソンの残した

天才とは1%の閃きと
99%の努力だとの言葉が
引用されるけれど

それをぼくなりに解釈すると
99%の努力をしても
1%の閃きがな ....
朝日はね
特に良く晴れた日の朝日はね
そりゃあもう別嬪さんで
たったひとりで見ていると
もったいないような
独り占めできてうれしいような
不思議だね おれは
新しい朝と結婚したくなっちま ....
春の宵は曖昧で怠惰
見上げる天(そら)は光れども
夜の端で霞みを湛える

物憂げな月は淡い光で人を包み
背の枷を下ろせと言わんばかりに
全てを浄化しようとする

春の宵は曖昧で怠惰
 ....
悪いことはたくさんしてきました

それは 神様だっておなじでしょ

神様を ぶったわけじゃないけど

ひとまず ごめんなさい

神様に謝っても 仕方ないか

神様も そう思うでしょ ....
石田とわさんの自由詩おすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もろ手を上に膝を折り床に着け前に倒れる- 自由詩11*12-5-19
それ以上どこにも行けない場所- はるな自由詩8+12-5-14
傘のない街- 千波 一 ...自由詩3*12-5-13
母への手紙- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-13
母の日に- ただのみ ...自由詩18*12-5-12
朝_(五月)- nonya自由詩27*12-5-12
- そらの珊 ...自由詩26*12-5-11
お務め- HAL自由詩7*12-5-8
買い物- 梅昆布茶自由詩2412-5-8
グリコのおまけ- るるりら自由詩25*12-5-7
硝子の破片_/_きらきら光る- beebee自由詩25*12-5-6
- たもつ自由詩612-5-6
生きる- ジュリエ ...自由詩412-5-5
悲恋- ただのみ ...自由詩11*12-5-4
焼き魚- ちゃむ自由詩612-5-3
言葉の旅人- 梅昆布茶自由詩1812-5-3
晴れ、時々背中- そらの珊 ...自由詩17*12-5-3
肯定の華刀- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-2
マトリョーシカ- faik自由詩10*12-5-1
その夏- たもつ自由詩212-5-1
卒業- 梅昆布茶自由詩13+12-4-30
Raindrops(ちぎるひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-4-30
家の裏庭でこっそり煙草を吸いながら盗んだ午後の景色- 風呂奴自由詩612-4-26
魂の浄化のレシピ- 梅昆布茶自由詩1912-4-25
命の呟き- HAL自由詩12*12-4-25
会社をたたむ- 壮佑自由詩39*12-4-23
天の邪鬼- HAL自由詩6*12-4-23
黄金の花嫁- ただのみ ...自由詩28*12-4-22
春宵- 春仙自由詩4*12-4-21
神様- 水玉自由詩812-4-20

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