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夏帽子海辺に白い帆を浮かべ旅に出ようか光ある場所
明日さえ忘れて青い珊瑚礁こえて行き着く島があるなら
迫りゆくたそがれのブルー口寄せる君の目にある海のはるかな
胸の火を灯 ....
駆け抜けてしまえないのがもどかしい屋上だった8号館は
まばたきをするたび更新されている影あり春の日は万華鏡
「ガイブセイ?」「うん、外部生。」
かんたんに友がつくれてし ....
早急に
なんじゃコレ!って
伝えなきゃ
人の一生
短いんだから
楽しみは
詩を書くことと
口滑り
知人に真顔で
心配された
知恵の輪は2つでひとつお互いの隙をかさねて溶け合ってゆく
陽を透かし夢幻の彩を紡ぎだす色無き二重はカゲロウの翅
夢にむかう列車を乗せた二本線つかぬはなれぬ轍のこころ
....
鳥の恋花粉の蜂鳥丸まりて睡る
蛇呑む棘の露草の水辺
遅き時計早き時計を追ふ
免罪符掲ぐ奇跡の
十字架に刺疵
暗殺の基督
生まれなき絶望をして死せり
レマ・サバクタリと叫び ....
濃淡を、くりかえしながら先割れのスプーンに近づいている朝
演じるということ、やさしさということ、おろし金から飽和する雪
質量をもってしまった画家はもう手のひらを返すようにかなしい
....
【電気:魚屋スイソ氏】
心臓がケイレンしたので気持ちだけ電気で飛びますきみの街まで
【白線:る氏】
白線をひたすら朱く塗ってゆくそんなバイトを探しています
【信号:鈴木みか氏】
ほっ ....