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星の葉に 水が降る 
誰も招ばぬ
誰も呼ばぬ


夜を醒ます雨
背に生やし
遠去かる冬


無と無のはざま
小さく問うもの
窓の外は絵
いつか 消える

 ....
雨がやみ
雪になり
枝から径へ
つづく足跡


縄をちぎり
空は帰る
縄は燃える
蒼く 燃える


雪のむこうに
海があり
さまざまな色の火が
流れゆく

 ....
膝小僧の原にうたいながら
幾度も幾度もくちづけながら
鉄を見捨てぬ鉄の味の背
赤錆の行方を見つめていた


ふたりの終わり
既知につながり
ひとりには帰らず
果実のよ ....
海のなか
鉄の手は結びあい
夜を吹く森のそば
街に灯は無く
山は燃え



褪せた冬をゆく瞳
橋から橋へ雨は渡る
枝が照らす道を
海へ海へ下りる


嵐が野 ....
点滅する光を舐め
月を背負い 歩き出す
鉄の地図に描かれた目
錆の花にひらかれる


十一月と十一月
灰と白と黒
入り江の星や
声の星


鏡の前の窓
映すも ....
木原東子さんの木立 悟さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
降夜小震- 木立 悟自由詩412-6-23
喉を昇る火- 木立 悟自由詩511-12-28
ノート(消えたひとへ)- 木立 悟自由詩311-11-25
黙礼- 木立 悟自由詩311-10-18
夜に_変わる- 木立 悟自由詩411-10-15

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