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  ピアノの雨を浴びて
  君は待っている

   冬の駅を急ぐ、
   冬の人々。
   冬の空気を吸いこんで、
   冬の顔で笑っている。



  ピアノの雨を浴 ....
  停止線を越えたぼくの感情のかたまりが
  きみの言葉で編まれたハンモックに絡め取られた
  ぼくが自分の臆病さを知る頃にはすでに
  第二の呟きが世界の水面に波紋を描く



 ....
  それは光のなかに
  夕暮れどきの街灯にある
  一〇〇円ライターの炎のなかに
  乱反射する水面にある
  やさしい気持ちが消えないように
  祈り続ける心の奥に



 ....
  いつか僕は死ぬ
  目を閉じても何も変わらない
  いつの日か僕は死ぬ



  眠いとき寒いとき
  弱いとき暗いとき
  明日は遠く霞んでしまって
  あなたの似姿が ....
  万華鏡の街にヒビが入って
  あっけなく砕け散るのは僕の視界だ
  その後に残るのも世界かい?



  公園のベンチにエイリアンが座っている
  その口は動いているのに閉じ ....
  春に桜ほどではないが
  君の長い髪に君の白い丸顔が似合いだ
  いつか散ってしまう危うさは無いが
  熟れてゆく愉しみがある



  夏に雲ほどではないが
  君の笑う ....
  終わらない物語
  引き出しの奥の奥に
  しまったままの白い貝殻
  遠くかすかな波の声



  終わらない散歩
  夜が明けた次もまた夜
  顕微鏡でも望遠鏡でも
 ....
  虚しい言葉は砕けて夕暮れ
  灰色とオレンジの世界に
  丁寧に磨かれた白い月
  僕は僕で僕を歩いている
  もうすぐそこまで来てる
  君がそこまで来ている
  自分を追い ....
松本 涼さんの草野春心さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピアノ- 草野春心自由詩208-9-9
つまずき- 草野春心自由詩807-12-22
かなしみについて- 草野春心自由詩807-12-19
いつか- 草野春心自由詩407-6-23
プリズム- 草野春心自由詩407-6-22
約束- 草野春心自由詩307-4-21
夏のしずく- 草野春心自由詩507-4-20
待ち合わせ- 草野春心自由詩807-4-12

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