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ぱちん
くうきがはじける
つたわるのは ち か ら
ぶぅん
なげきがくすぶる
だいしょうは す う じ
きりとられたなみだは
とてもきれいにかがやいていて ....
それは彼が歌う 葉色の吐息
さびしく踊る よる色の翅
かえるの君をおいかけて
銀盤の上を ゆらゆらゆれる
視界の端の夕焼けのような
意識のはしの金の月のような
きらき ....
青く澄んだ空のてっぺん
ぐるりとめぐるひかりの輪
きらきらまわる浅い淵から
湧き集まってくるあわい雪
それはまるであぶれた幸せ
そらにひろがるこぼれた幸せ
ひらりひらりとまいながら
くる ....
ほしにうつらぬひとがたを
そっとかかえてかがみにひたそ
にじんでこぼれるほしがたを
なみだとまぜてゆめからぬぐを
ほしのかたちはいびつにまるく
ひとのかたちはうすれてくらい
....