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ありふれた日常の中に
ありふれた日常の顔をした
奇跡と呼ばれる些細な
とても些細な奇跡が
存在している
誰もが気づくような
あるいは
誰もが驚くような
特別な奇跡は
得意気な顔で ....
{引用=いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇
人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕 ....
しらないまちを
あるいた
しらないというだけで
まちはふるくなり
あたらしくもなっていく
しらないまちのひとにも
わかるような
ことばではなした
ほとんどつうじ ....
だんだんたくましくなって
太くなる脚、腕、首
子供はいつのあいだに
おおきくおおきく成長するのだろう
草が土に深く腰をおろすように
君も精いっぱいの力で生きたまえ
白昼夢
タイムマシーン
すれちがう黒い瞼の女の子
甘い匂いが私を
真っ暗な冬の夕方の
安全ピンだらけのマフラーへ
押し返す
私は何もかわってない。
濁流から逃れた君は空を仰ぐ
散っていった者は悔いがあるだろうと
ひとりぽっちの青年は いつまでも呟く
気休めの暗示も
上っ面のヒューマニズムも
しだいに溶けて何も残らなくなるだろう
....
急いでいるつもりもないのに
今日があっという間に過ぎてしまう
つまづいて転んでも
どうせなら明日のほうを向いていたい
あたりまえに埋もれてしまったものを
振り返って探すことは難しいか ....