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土砂降りの校庭から
駆けてきたあの人の
透けた鎖骨に
胸の筋肉に
魅せられた
あの夏の日
頬を染める
息を止める
激しく脈打つ
濡れたカラダを巡る
あの熱の正体に
気がつ ....
あの人の傘をひらくと
あんまり大きくて笑えた
ジャマじゃないの
と聞くと
あの人は静かに笑った
あの人の傘の中は
しんと静かだった
なんだか安心で
雨なのに
心強くて
それはきっと ....
なけない夜にため息
まだ言えない言葉がある
たくさん笑ったこと
まちあわせた駅前
ごほんの指の温かさ
かえらない想いを温め続ける熱
さよならって言えなくてご ....
重ねた足跡は
ガラス越しの瞳に
醜く映りましたか?
放せなかった冷たい手を
懐かしんではいけませんか?
見上げた空から降る雪
ずっと昔別々に見た白
続かなかった足跡でも
消 ....
君はもう忘れてしまった?
あの日 僕らが見た空の色
バイバイって別れたホーム
別々の電車の窓
見上げた同じ夕焼け
燃えるような赤い夕焼け
「見て 空がきれいだよ」って
二人同時に ....
駆け出したスニーカー
追うヒールの音が響く
誰にも内緒のまま
鬼ごっこをしていたんだ
肥大する想いは
そんなカゴじゃ囲えやしない
大事に育てた日々
かくれんぼはもう充分
君の ....
どこでもドアで連れて行ってくれた
あの遊園地はキラキラしていた
回転する庭の隅で
ずっと笑っていられた
どうしたって真ん中へ行けない僕を
君は引っ張ろうとして
踏ん張って赤い顔で
そ ....
回転する空から
星がこぼれた夜
間違って少し失って
傷口がまた開いて
どうして人は
手を伸ばしても星は掴めないのに
大切な人の傷口に
ナイフを突き立てることはできるんだろう
....
繰り返す梅雨の憂い
水溜りに映るのは
また歪む空
さよならのかわりに
泥水を蹴り上げる
汚れても笑っていた
強くありたかった
暴れる水面に
反転する空
....
あの唇に触れたい
と思う
真昼の摂氏8度
あの手に触れたい
と思う
真昼の月をなぞる指先
その歌声があんまり甘く優しいから
自惚れてしまいそうになる
わたしのために歌っ ....
もこもこわたあめさんの衿野果歩さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
少女A
-
衿野果歩
自由詩
3*
09-6-27
失くしモノ
-
衿野果歩
自由詩
1+*
09-6-21
なまたまご
-
衿野果歩
自由詩
2
09-4-12
鏡花水月
-
衿野果歩
自由詩
2*
08-12-20
モノクローム・サンセット
-
衿野果歩
自由詩
2
08-9-22
夜を駆ける
-
衿野果歩
自由詩
1
08-9-22
middle_of_nowhere
-
衿野果歩
自由詩
1
08-6-30
Missing
-
衿野果歩
自由詩
6*
08-6-13
瑠璃色の渦
-
衿野果歩
自由詩
4
08-6-9
溺れる旋律
-
衿野果歩
自由詩
6*
08-2-23
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