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アドバルーン再再稿




「目的地まであと10分です」


(母 世田谷区)

音声で表示されていく地図たち
がひろがって
信号待ちから動き始めた列を追っかけて
くろく ....
そのAは

ほとんどBだった

CはそもそもDだし

EとFは難しく

GはいつだってHで

朝からIについて考えて

JとKを眺めながら

Lを食べている

MはNと ....
ああ困ったなあ、
(宮沢賢治「注文の多い料理店」)

本当にこのやり方でいいのかい?
(浦沢直樹「20世紀少年」)

胸の中でつぶやいた
(川上弘美「どこから行っても遠い町」)

私 ....
ぼくら、たがいに言葉もなく
薄っすらと曇った空のした
だだっ広い荒野を切り裂くような
一本の道を歩き続けた
おんぼろの靴がいつまでもつかと心配だったけど
気にしたとこ ....
少女の耳は
たくさんのこころをきこうとして
とっても
おおきく
あたまから
ひらきました。

中心部は
とっても
あつかったです。

あついあつい熱をじゅうじゅう持って
みんな ....
三角になりたい。右も左もいらない。

右手で口をおさえて咳をしたら私の右手は
遠くまで吹き飛んでなくなってしまった。
左手でドアを開けて外へ出ると庭にいた猫
がにゃあにゃあと鳴く。私の右耳は ....
向かい合わされた二つの椅子の一つに座る
誰かの温もりがまだ残された椅子に
浅く、前屈みに

向かい合わされたもう一つの椅子に
客人が座る
深く、めざめに
もたれ

客人の手の甲に ....
藍色など
群青色などと言って
壊れないで下さい

星が点滅する
或は惑星、
と言うか

全ては夜の表に光っている

私は私の肌色を光らせて
草原の上
月の下、
或は上

 ....
よくしゃべる星空に相槌を打つ とおりすがりのコンビニで買った
コンドームの箱をあけて数を数えてる
ティッシュボックスから
うすい紙引き抜いてするエモいファンタジー
こんなはずじゃなかったんだけれど
ぶらさげた青いくまのぬ ....
直線と曲線が折り重なり春がきました。そこは麒麟なんじゃない、キリンなんじゃない、きりんなんじゃない、夜のそこはまだ冷えるから

冷えたそこから声がする
長い長いきりんの首のそこから
聞いたこと ....
やっぱりシーラカンスは
水の中でじっとしている
静かな静かな海の底
エンジンが故障しているからだ

 わたくシの計算したところによりまスと
 マグロの三十倍ぐらいのガソリンを
 こやつは ....
日曜の昼間はぜいたくな席のようだ
時間はゆっくりで
間違った字をかいてもあせらなくていい

とがった消しゴムで無理に
消さなくていい

みんなだらりとしていてもいい

雲がふわりとあ ....
{引用=

「カスタネットを叩く小さな手が、乾いた音を空間に弾かせて赤と青のあわいにある星を見つけようとする。白眼は青みがかっていて世界中の秘密を引き連れてまだ秘密を作ろうとしてい ....
ハリボテのビルの中 傘差して歩く
彼女はどしゃ降り
上方へ向かって広がりをみせる天井
あらゆるものが彼女の頭頂部へ
その一点へと集約する
聞き覚えのある声が降ってくるのに
傘は 骨ばかりの ....
 ぼくはきみの芝居を観に行くと約束をした。流行の街の古びた小屋で行なわれる一人芝
居。友人から借りたハンディカムできみを撮るよ、とぼくは言った。しかし、ぼくのから
だは血糊で汚れていた。何度も落と ....
わたしのとういところをみぞれがながれていった
かこがかこらしいままかせきになり
結晶とわたしが
まったくおんなじそんざいになった

いつかひかるものとしてあつかわれる
幻の火にてらされ ....
図書館裏に魔物を飼っている
放課後にしか見えない、しなしなの影を持っている
割れた花瓶に手を伸ばした時に
宇宙はたった五分前にできたのかもしれないと
赤い点々を増やしながら思った
だって ....
深海の音が耳から離れない
何を待ち続けているかは知らないけれど
安っぽい恋の歌に
スピーカーは怒り狂っているように
僕やこの部屋をどんどんとゆらしている

あの子が怪物を見つけたって言 ....
   私っぽい 
   と変換しようとしたら
   綿しっぽい 
   になったので 
   採用します


夢の中で元妻が
やっぱり子供をつくればよかった
と笑いながらいうので
 ....
     140122
本日はお仕舞いですすす
自働初期ののののののめ
かろりんころくろまりん
みまいせまいはらりこん
んころりんならけむりん
よめないすうじにひそむ
ころがるゆうきのに ....
サラリーマンのコスプレして会社に行っている 私が好きなのはネギだけじゃないんだよ
ごぼうもレンコンもあなたも好き

桜散るプラットフォームで野菜売る仕事してるの
もう二度と会えなくなっても電車でつながってるわ

あなたと別れたそ ....
きゅう
こく
めいで
かわいくて
しわ

たくさ

ある
けど
ぬい
もの
とか
して
せい
かく

きつくて
ちいさくて
かしこくて

いう
のが ....
 ディスティニー・ホリックのあたし、遂に夢の仕事をゲットした。飛葉県は膜張にある、デスティニーランド内のホテル、着ぐるみカフェ・ジェフ=ビキーでビビーマウスの中に入っているのは・・・何を隠そうこのあた .... 硝子の割れる音がした


誰かのこころまで押し入りそうな路線図を
複雑な顔をして見ている

ほっと息を吐いて本を閉じるその仕草が大好きで
マグカップの上の蜃気楼から
図書館まで続く遠い ....
                 遺 言 書



     遺言者 くまモン  は次のとおり遺言をする。



1. 遺言者の全財産を、長男 ひこにゃんと 長女 バリィさん に相続さ ....
彼女についての記録、とは
その周辺に草木が茂っているとしか言えない
清冽であったことも激烈な事象も
すべて平面にねむる
おだやかさが尋常ではなくて
参照する意欲がわかない
わたした ....
目をひらきさがす肺の場所
つめたくもなく、つまり日も透かさない
ビー玉が
降らせられるだけ
速度がひとしい
先へ先へと
いけません
?
見えない線を指先でつまめば
運ばれていくものと残されるもの
の生誕だ
声にならない声でいのりを告げる

一日に何度流されていることか
電光による死の宣告
人々はいらだちを隠せずに
 ....
阿ト理恵さんの自由詩おすすめリスト(708)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アドバルーン(いつかみんなにワイドショー用に用意されたコンフ ...- モリマサ ...自由詩514-5-12
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ- 左屋百色自由詩7+*14-5-11
現代詩フォーラム復活記念(超無断引用詩)- 左屋百色自由詩13+*14-5-11
On_The_Road_Again_(_new_classi ...- ホロウ・ ...自由詩2*14-4-30
あったかい耳- がぱ自由詩8*14-4-11
られつ- 左屋百色自由詩6*14-4-2
一つの空席のために二つの椅子を用意して- 末下りょ ...自由詩5*14-3-30
エンジン- 水衣自由詩614-3-26
よくしゃべる星空に相槌を打つ- 北大路京 ...自由詩814-3-25
ボーイミーツガール- モリマサ ...自由詩814-3-20
きりん/リレー詩- こうだた ...自由詩5*14-3-18
春とバナナとシーラカンスの速さ- こうだた ...自由詩7+*14-3-3
日曜時間- 朧月自由詩514-3-2
星野屑子の冒険- 手乗川文 ...自由詩8*14-2-27
鳩は水色- こうだた ...自由詩3*14-2-22
新作衣装の発表会__『羊・遅延』- ps.自由詩114-2-17
イニシエ- 平井容子自由詩1214-2-13
君のえくぼ秘密基地にしていいかい- カマキリ自由詩314-1-29
明後日は眠る珊瑚- カマキリ自由詩214-1-27
綿しっぽい- ichirou自由詩10*14-1-26
のの- あおば自由詩7*14-1-23
サラリーマンのコスプレして会社に行っている- 北大路京 ...自由詩1914-1-15
野菜ミク- まきしむ自由詩314-1-1
元稹- a自由詩213-12-31
マウス_ワイド_シャット- 和田カマ ...自由詩1*13-12-14
ねえ絨毯汚さないでよ- カマキリ自由詩713-12-5
熊本ヨリ愛ヲコメテ- 和田カマ ...自由詩6*13-11-27
秋の庭- 遙洋自由詩3*13-11-1
- カワシロ自由詩313-10-30
空は他人のもの_—K.Iに捧ぐ—- 中川達矢自由詩213-10-25

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