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  恰もみずからが
  一つのテーゼであるかのような
  岩の静けさ……けれども
  誰にも触ることのできない
  あおい歌が、あおい、うたが
  きみのなかでふるえているのをしって ....
  葉書に書かれるまでは
  それらをたしかに覚えていた
  あなたを抱きしめた秋の夜更け
  蹴って散らした枯れ葉の響き



  葉書に書かれるまでは
  私たちは本当に私 ....
  いたみ。
  それがひとつ、
  水たまりにうかんでる。
  とろとろの月といっしょに



  サンダルをひっかけて
  コーヒーを買いにでたり、
  すこしだけひらい ....
  汽車にのって
  なまぬるい水筒にぼくは口をつけた
  鞄からとりだしたおむすびは少し
  いびつな形にへこんでしまった
  ほおばりながら見まわしてみるけれど、
  このなかに ....
  道ぞいの用水路に
  浮かぶ月影のうえ、
  きみの冷えた笑いがはじける
  おざなりな微熱もいま
  ぼくの胸から消えてうせる
  おわかれだね
  おわかれだ
  まるで ....
ヒヤシンスさんの草野春心さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あおい歌- 草野春心自由詩314-9-14
葉書- 草野春心自由詩214-6-7
とろとろ- 草野春心自由詩813-7-6
汽車にのって- 草野春心自由詩913-7-5
月影- 草野春心自由詩313-5-26

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