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きっとわたしが
しんだあとに

そのへんじは
くるのだろう

はるになれば
つぼみがふくらみ

なにごとも
なかったかのように
はこにはいって
きみはやってきた
とおいそらから

はこをあけるまで
そのすがたは
きみにもわからない

さしだしにんは
くうらんだった
そこにわたしとつまの
なまえ ....
回送列車には
誰も乗っていなかった

けれども目を閉じると
そこには
乗客がいるような気がした

家に帰ると
誰もいなかった
けれども目を閉じると
まだそこにいるような ....
ひととひとのきょりがある
わたしたちは
こどくであるために
そのきょりをちぢめたり
とおざけたりして
こどくをいじしてきた
てんたいをふくむ
しぜんげんしょうとして

こ ....
お代り、と言って
空の茶碗を掌に持ち
伸ばした腕がどこまでも伸びていく

伸びきったところで
祖母が茶碗を受け取って
傍にある炊飯器のご飯を茶碗に盛る

おばあちゃんのお代 ....
きっと
僕らは水なんだ
低い方へ
低い方へ流れる
水なんだ
今は遠く離れていても
おなじ海に
たどり着くまで
 
 
(た)

たがめが
たまに
たんぼにいる

たがめがいるなと
おもっている

ひとの
ごせんぞさまとも
しらないで

しんだあとの
ひとのすがたとも
しらない ....
 
 
(あ)

あかんぼうが
ないている

あー
あー

それはぐうぜんにも
ひらがなの
さいしょのおとだった

こもりうたをきかせると

いー
いー

と、わ ....
おしゃべりのあいだ
だまってる

おしゃべりがおわるまで
だまってる

ふたりだけになると
はなしたそうにしてる

きみはぼくに
とてもよくにている
真山義一郎さんの小川 葉さんおすすめリスト(39)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
返事は遅れてやってくる- 小川 葉自由詩5*11-3-21
はこ- 小川 葉自由詩811-2-24
回送列車- 小川 葉自由詩511-2-6
公民館- 小川 葉自由詩511-1-28
お代り- 小川 葉自由詩911-1-24
海へ- 小川 葉自由詩311-1-14
たちつてと- 小川 葉自由詩4*10-12-3
あいうえお(「五十一のデッサン」インスパイア系)- 小川 葉自由詩310-11-28
おしゃべり- 小川 葉自由詩210-11-15

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