すべてのおすすめ
都電そりの、道そりの、雨はひと粒、ふたつぶつぶ。見上げて手あげてる、照るよ。やや、よよ、夜道、にて、ぼんにゃりを揺りつぶてる、水をた、ポタ、を、た、とえば一滴とかぞえる、るでしょう。小雨は歯、は。すか .... 階段を降りると
昨日よりふかふかしていて
昔のおじいさんの背中を踏んづけているような
申し訳ない気持ちでいっぱいになる
急いで二階からエレベーターに乗り
皆に白い目でにらまれるけど
 ....
傘をささずに帰ってきたら
ぽつりぽつり、と、前髪の報復
それがしょっぱい涙じゃないこと
かなしいのかしらね

おまえは3よりも4だよな、と君は言います
もしかしたら心配、なのかもしれなくっ ....
 かじりついたおむすびの
 イクラらしきものは
 黒い海の匂いがした
 よもや
 砂漠の国の油田を泳ぐ魚の腹からとってきたわけじゃあるまいし
 それでもお前はコピー食品
 イクラみたい ....
 




 あいつは俺の噂話をして
 俺から片腕を切り落とされた
 交差点の銀行は
 何度も合併して名前を変えた

 黒塗りのタクシーが客待ちして
 運転手が鼻毛をむし ....
わるいゆめを何度も見たい
何度も
何度でも
口から血を吐き
股間から血を吹き
血じゃないものも吹き
わたしは裏返る
そんな
わるいゆめ


わたしは
わるいゆめが好き
それ ....
自分では良くやってるように思えたりもするんだ
その時にはね
なのに後味は苦い
方眼紙にかかれた折れ線グラフのような波
どちらがどちらなのか
その時にはどうしても分からないんだ

セーター ....
どうしようかと
暮れている一日
些細な段差に躓いてみたり
心の縁を爪弾いてみたり


火の上で
ゆれるやかんに
お日様が降りていく
じゅっと
音を立てて
沈んで落ちていく

 ....
Dのない空で

夜にシュプール

永遠に戻れない滑走路だ
 都合のいいようにできてる
 前頭葉でハウス苺を栽培する
 俺は利子のつかない天使



 グッドイヤーのタイヤに
 含んだウオッカで
 炎を吹きかける
 黒ずんだバ ....
ちのつながらないおとうとがいた

ちのつながらないおとうとは
赤い軽自動車にのってやってきた

ちのつながらないおとうとぼくは
かなりのなかよしだった

ちのつながらないおとうとは
 ....
 
結局また

こんなとこに戻ってまうねん

て とむ が言う

ほんまの自由は

ここにあるさかいに

て じむ が言う

ぼちぼち が一番や 

て言いかけた はっく ....
あなたのうで
すきとおったはだ
あおい
のびてゆくみち

とおりすがりのものですが

あなたから
あなたへと
あおいみちをなぞって
どこまでいっても
あなたでしかない
ほかにだ ....
ミシシッピ・ブルーを忘れてしまった
2台の古いラジカセから
サラウンドで流れるサーフロックの隙間に


今日はなんだか涼しいね

違和感とマージして さようならも言わずに
歪んで照り ....
 正午過ぎには
 クリーニング屋がYシャツを届けにくるので
 僕は部屋で待ってます

          

           感動をお届けするために今日は ....
 (例えばライタァの火にミルクをかけて
     凝固したタンパク質をつまみあげる様に)

under先天の尖点、ガチョウの一声 It says 濁流傘下rb
擦ったstarの祝辞が降下、効果 ....
前を横切る人は
高らかに今宵を謳う


横で凭れる人は
とりとめのない今を送信する


見限るよりも密やかに
夜は悲鳴を上げて
人々に目を凝らす



ああそして
 ....
チリンチリン

朝起きて、家を出て、帰ってみると

1・2・3・ 

1・・2・・3・・

いないいない毛玉がひとつない。

チリンチリン

散歩かしら、散歩よね

お母さ ....
見っとも無いことだといったらきっと怒るだろうけれどつまりは探して欲しいだけなの
そこに居るの なんて君の言葉に今度こそ返事をしようと思っていたって
もう一回を君が言ってくれないなら私はいな ....
高架の上を幾つもの魂が
赤い光を灯らせて
帰るべき場所へ向う


高架の下では
ダンボールの中でちいさな魂が
仲間に入れてくれと
か細い声で歌い続ける

弱く

さらに ....
 誰の所有でもない
 扇風機が回っている


 建売の新築住宅の壁にこびりついた
 電信柱の影は
 皮膚病
 二階の窒息のベランダに干された
 布団は
  ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
夜空を渡る
銀の箱舟よ

夜空に跨ぐ
白き箱舟よ

どうか
どうか

空の彼方にいる
どの星々よりも輝く
あの香しき
あの愛しき
あの星へと
伝えてください

『愛して ....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
大阪には まだ路面電車が走ってるとこがあるんやで
こっちでは チンチン電車ゆうて 呼ばれてるんよ
そんで その ちょこっと気恥ずかしい名前の電車に乗って
知り合いの 山本さんとこ遊びに行った日の ....
よくある日曜日だ


塩入りの湯に
ぷっかり浮かんで

野良の歌に
流れて途切れて

一日という区切りの
不自然さにまた馴染んだ


寂しいほどのシンプルに
頬を寄せる
 ....
ひんやりという言葉が良く似合う

水色のタイルの壁

トタンでカクハンされた日はぼやけて

浴槽は静かにはかないと感じる

蛇口も必死に静寂を願ったけれど

それは夢に終わってしま ....
ペン一本で食べていくなんて
まるで夢のような話だけど
これが二本になると
きわめて現実的な話になる
とはいうものの
アメリカ人の私にはちょっとつらい
デスネ
1 夜の庭で

白い米を
黒ずんだ木の升で三合量る

最初のとぎ水は
庭に撒く

立秋を過ぎたので
コオロギが鳴いていて
いるか座が光っていて

だから私はしばらく庭にいた
 ....
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指

満たさ ....
木葉 揺さんの自由詩おすすめリスト(1104)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- nm6自由詩704-8-24
階段- たもつ自由詩1204-8-24
君の部屋- 船田 仰自由詩804-8-23
イデア- マッドビ ...自由詩404-8-23
生贄タンバリン- カンチェ ...自由詩1104-8-23
わるいゆめ- チアーヌ自由詩404-8-23
表層サーフ- 鏡文字自由詩204-8-23
沸騰するやかんの底- 霜天自由詩904-8-23
金の拍車- 辻野克己自由詩204-8-22
世界中の病気の猫を愛せ- カンチェ ...自由詩104-8-22
「ちのつながらないおとうと」- パール子 ...自由詩1104-8-21
淀川ブルー- AB(な ...自由詩1004-8-21
青い道- 辻野克己自由詩604-8-20
ミシシッピ・ブルー- nm6自由詩14*04-8-20
正午過ぎにはクリーニング屋がYシャツを届けにくるので僕は部屋 ...- カンチェ ...自由詩20*04-8-19
円錐-1- 六崎杏介自由詩2*04-8-19
ホームにて- 松本 涼自由詩3*04-8-18
毛玉- びわ自由詩204-8-18
いたちごっこ- 小宮自由詩204-8-18
「送り火ピアニシモ」- あとら自由詩6*04-8-17
斜線が入った- カンチェ ...自由詩13*04-8-17
スイッチ- たもつ自由詩6004-8-17
Falling_star...- Lily of the ...自由詩2*04-8-16
ごらん、ゆうぐれる- みい自由詩68*04-8-16
大阪のやよいちゃん- 千月 話 ...自由詩4*04-8-16
日曜日- 松本 涼自由詩2*04-8-16
__- びわ自由詩204-8-15
文筆家の憂鬱- たもつ自由詩1104-8-15
単純な喜びについての単純な唄- 佐々宝砂自由詩904-8-14
美しき日々- 石畑由紀 ...自由詩3204-8-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37