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カラスが道端で死んでいました
カラスはカラスのままで横たわっていました

そうやって
カラスはカラスのままで朽ちてゆくのでしょう

落ち葉が
カラスの上にも
ふっていました

カラ ....
少し早く起きると
白い時間ができている
まだなぞっていない時間

自由なようでいて
もうすでに枠ができているから
はみでることは許されない

希望がある気がした
今日のこれからに
 ....
クロールの腕は
背泳ぎの腕は

すでに必要な分の
空間をかきとっている

その直径の
中で泳げばいい

ぜんぶというなの
私のせかいで
また 続きの雨だ

あのときからの
泣いてからの
決意してからの
理不尽に震えてからの
続きの雨だ

雨がふる

足元が
かたまるために必要だと
教わったけど冷たいね
雨は
 ....
秋は正しくあらわれて
冬になるまでに仕事をする


暑いからいや
寒いからいや
そう言っていた君はいまどうしているんだろう


春には
あたらしいという言葉が
使わなければな ....
生きているって
気持ち悪いものだよ
気持ちがいいのは
自分だけだよ

うねうね
くよくよ
気持ち悪いまま
進むのさ

あしたも
あさっても
自分のなかじゃ
気持ちはいいの
 ....
おかあさん 
というだけでせつないときがある
それほどに
おかあさん とは特別なもの

にんげんの
こいぬの
ことりの
おかあさんは
やさしくなくとも
まちがってても
おかあさん ....
自分にあいたくて
かがみをのぞいてみた
だれかの詩をよんでみた
昔の写真をひらいてみた

どんな自分ならいいんだろう

こたえがほしかった
だれかの言葉でほしかった

ほんとうはね ....
おかあさん とか
ありがとう とか
大事な言葉は五文字です

さようなら も
でもそれに乗りたくないから

さ よ な ら って
短くしてみます

ら の音にかぶせて
雨の音がし ....
文字を生むのがこわいから
ころころころがす
丸くなるよに

あなたが私を
斜めにみるから
ほんとうなんか
みせないって決めた

文字のつぶて投げて
怒ってみたら
悲しそうになった ....
重なりあっているから
いいことも
わるいことも
あるよね 
の あなたも
わたしに重なっている

それが縁だと
風がいうけど
しんじない

重なりあわない
部分がさむい

 ....
風呂の中でよんだ
詩集がすべてを語ってしまったので
今日の私を

ごしごし洗い流しました
もういらない

風呂まで汚れてる
気がした 分身で

水がうまれ
水になったように

 ....
開けないドアの向こうに
なにがあるのだろう
開けないからこそ
それはそこにあると思う

そんな風に私は
期待をいつももっている

夜を少し
手のひらであたためながら
そっと朝にかえ ....
つまり愛だ

どんなものへも
愛があればゆるせる
ゆるせないこともまた
愛だ
憎しみさえ

イキモノに大きい小さいもあるか
祖父の言葉が重く
私には

粗末という言葉を教えたの ....
探し続けても
ゼッタイに見つからない
適切な私の
世界はまだ見つからない

救われたくて求める
言葉たちは知らない顔をする
意味など自分で決めるのだ
星はそうつぶやく

あるがまま ....
夜空をみると
ごめんねって言いたくなる
それは黒が諭すから

夜の空気に触れるとぜんぶ
さらけだしたくなる
それは月がみつめているから

自分は正しいと信じながら
間違ってると感じて ....
泣いてるけどさ
君もどこかで泣いてるのかな
そんな想いさえ届かない
空は配達なんかしない

願い事だけ
かけられて星は重そうに
震えているから
笑っちゃうね
同じ数だろう人びとの数
 ....
考えすぎない
なんてできない

考えきる
こともできない

風みたいに
自由になりたい
なんて思ってるくせに
臆病者

風は
よく思われたい
なんて思ってない

見つめす ....
細い糸
端と端
互いにもってひっぱって
どんどんどんどん
どんどんひっぱって

切れるわけないよ
伸びてゆくよ
世界がかぶさって広がってゆくよ

円と円
縁と縁
まるければきっ ....
泣いちゃだめ
いつもいつもそう想ってきた
泣いちゃだめ
そう想うほど涙はわいてきた

ひとりにならなきゃいけない

泣いちゃだめ
弱くあってはいけないと
泣くことを自分に禁じたいのに ....
なんでこどもってさ
まっすぐみるんだろうね
黒目が大きいんだろうね

ぜんぶみてしまっても
笑えるんだね
いやなら
泣くんだね

その顔が
笑ってるほうがよくて
そのためにあたし ....
雨が じらしじらし
とうとう降らずに
夜は湿気が足りないようです

星が身震いした回数を
月が数えだすと
黒の風景が深まる

秋の葉の上にそっと
乗せたっていう
メッセージは朝に届 ....
シホ.Nさんの朧月さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落ち葉の季節- 朧月自由詩613-12-9
白線の内側- 朧月自由詩413-8-6
私のせかい- 朧月自由詩413-1-27
雨の雫- 朧月自由詩412-11-26
正しい秋- 朧月自由詩512-9-24
あははと生きる- 朧月自由詩212-8-25
母の背中- 朧月自由詩412-8-5
星からはじまる- 朧月自由詩412-7-22
四文字の雨- 朧月自由詩312-6-25
ひとふでがき- 朧月自由詩6*12-5-30
夜のころも- 朧月自由詩512-4-24
詩人と入浴- 朧月自由詩912-3-27
孵化- 朧月自由詩9*12-3-24
その理由- 朧月自由詩812-3-20
夜の扉- 朧月自由詩212-2-14
夜に逃げる影- 朧月自由詩311-7-22
よくよく眠れ- 朧月自由詩311-7-16
はにかんだ風- 朧月自由詩211-7-5
地球の糸- 朧月自由詩511-5-26
雨のはしっこ- 朧月自由詩311-4-28
ちいさなひと- 朧月自由詩111-4-7
長月- 朧月自由詩210-9-15

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