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台所の流しの前に突っ立ってひとり
母が黙々と八朔を食べている 
手際よくむかれては口に運ばれる寸前を
遠慮なく横取りした 娘だった頃

母の顔はおいしそうでもうれしそうでもなかった
自 ....
どこにいても 何をしていても
ゆるがないものを持って 

「根っこが生えるような家をつくりたいのです」
と、僕は大工さんにお願いするのです

いつでもどこへでも旅立てるようなものしか
置 ....
乾 加津也さんのとろりすさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
八朔- とろりす自由詩812-2-22
- とろりす自由詩211-6-19

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