すべてのおすすめ
120730
音がして目覚める
不倫の後の目覚めは健やかで
配達人も遠慮する静かな午前
ギタリストのピアスを付けて
往来に立つのです
古 ....
あなたへ直線をひけないので
円をかく
今日も円をかく
120729
ピークチト
ジッコウチの違いを知らぬ中学生は
壊れてしまったメーターの指針を眺めたままため息をつく
無酸素も極めたし
いくつものピークに達 ....
ブロンドの彼女を
助手席に乗せ
オープンカーで
ひた走る
時速360km音速の世界
アイルトン・セナもびっくり
ポルシェで南に下がる
デズニーランドに一直線
ジェットコースター ....
サンディエゴフリーウェーを
東に走り
ルート66でカルフォニアまで
バイクに乗りひた走る
砂漠の中
サソリと友達になり
シュラフに身を包む
寒い
楽しい
嬉しい
また来たい ....
めまぐるしく変わるのろーてーしょん
さっきギターかかえてロックンロールやってた
双子のH兄弟は
O嬢と合流してみずみずしいあたらしい恋ものがたり
あたしは遊園地の遠心分離機でぐるぐるの目眩 ....
迷い子は大人になってもさまようんだ
深い森はいったんはいっちゃうとでれないよ
ここにいるよ発信するあたしのこえ誰かひろってよ
そんなことばかりいってる気がする
一番知りたい答えってない ....
今夜限りの歌を歌う
もしもロシアンルーレット
あっても外せる
早口で話して
ハイスクール抜け出し
もう一度キスをしよう
星の見える空を見上げ
寄り目で見つめる先に
校庭のもみの ....
バブルの頃
僕らは輝いていた
夢を見ていた
ハジケテいた
もし君が側にいたら
この色を伝えられるのに
沢山の話をする
眠れない日々を送る
君を一番知っているのは
僕さ
喫茶 ....
120727
絶対に負けたくないと勝ちたいとが交差して鉢合わせ
火花を散らすガチンコ勝負の結果は如何にと
昨日の新聞拡げたところ
カラー画 ....
120727
物語る歴史の闇を明るく照らすのがLED照明
友好関係を維持しようととして気の弱い君主たちが平和な国を造りあげたのさと
仄かにちらつく行灯の灯り気 ....
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい
いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね
そう ....
心灯火散り花火
夏が来て風が吹く
夜が来て明かりが灯る
心灯火散り花火
あなたが居て永久を願う
わたしが居て愛を示す
線香花火は悲しい色 ....
120725
あすは夏のお祭りで
子供御輿もデルという
蝉が鳴くから夏なのさ
腹巻き鉢巻きピチリと巻いて
金色の鳥も空を舞う
笛の音ピーヒャラ後を追い ....
お昼寝の時間
うまく
流れに乗れなくて
眠ったふりで
じっとしていた
人影がくる
園長先生
ことば
かわすわけでなく
寝顔を眺めて
うなずいている
そうして
ブ ....
ピアノの音
芝生の上
アリが歩く
ネコの声
まぶしい
太陽
麦の穂
犬と遊ぶ少年
そよ風と
木々のざわめき
午後の紅茶
ティーカップ
自由がない
手を上げるにも
足を上げるにも
許しがなければ
ご主人がいなければ
死んだも同然
取り上げて
構って貰えないと
ご主人の喜ぶように
滑稽に
笑いの為に
運命の ....
愛されたい
愛したい
助けて欲しい
優しくして欲しい
味方が欲しい
励まして
誉めて欲しい。
癒して欲しい。
助けたい
大切にしたい
尽くしたい
幸せにしたい。
うちの孤高の戦士はいまベランダでひなたぼっこ
あえて妄想中とは言いますまい
ときどきかれの誇り高きぶた猫の本能が
のねずみやのうさぎの後姿をおもいだすのかもしれない
それとも昔の彼女の寝姿か
....
街灯は静かに同じ夜を燃やしている
うすくかかった膜のような
どこにでもある話をしながら
特急を乗り逃して
ふてくされて爪を切っている
割と、大事じゃないような
そんなものに焦がれている ....
僕は働いた
暮らす為に
汗をかいて
1日が過ぎ
会うのも
メールも
電話も止めた
時間が過ぎた
彼に会っていた事も
知っていた
20年後
君は僕を覚えていた
過ごす時間がない
私に残された時間
もうこの世にいられない
時間が経ってゆく
チューブを咥え
電子音だらけ
皆が集まっている
顔が見えない
声だけが聞こえる
懐かしい声
も ....
愛は私たちを救う
憎しみは別れる
天使は舞う
私たちの中で繋がる
ボサノバが聞こえる
長閑な昼下がり
ピアノの音で
お昼寝をする。
ギターの音で起きる。
ギロがギーギー
ゆ ....
人の顔色を伺い
面白い事を言う
皮肉を言う
何が面白いのか
地獄のような毎日
いつ殺されるか分らない。
いつも怯え
いつも虐められる。
毒舌を吐き
人を怒らせる
愛がない
....
男なら
積極的に
攻撃的に
大胆に
力強く
攻めて攻めて攻めまくる
時に優しく
時に激しく
時にきつく
この世はパラダイス
快感
痺れる
夢を見せておくれ
暑い夏に
スイカを
食べる。
美味い。
蝉が鳴き
蝶が舞い
風が吹き
犬が鳴く
人が歌い
雨が降り
虹が出る
燕が滑る
夏なのに雪を恋しがる
あなたの顔がちらつく
思いっきり好きだと言い残したのは
ずいぶん昔の話だ
ぷよぴよした二の腕はもう恋愛など縁遠い
夏だとゆうのに海がにあわない女だな ....
詩人となった今
薔薇の花をくわえ
ギターを掻き鳴らす
悲しみを胸に
時をさかのぼり
懐かしきよき時代を
思い出す。
傘をさし、歩き出す。
雨の日ばかりは続かない
未来に向かっ ....
苦いコーヒーを
噛みしめ
今を生きる
届かない言葉
子猫がミューと
ないた。
血を吐き
汗を流す。
最後の言い訳
一番大事なものが
一番分かり合えない
全てが思い出になる ....
白煙の層が内側からゆるんでとけて 希薄な円筒をえがきだすと 円い暖簾状の幕がたれ そのむこうに藁で葺いた一軒のふるびた家屋がうつむいてかしこまっているのがみえる
まねかれるように胸元からたお ....
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