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白々とした蛍光灯
清潔な薄いグレーの床
僕の影を映し出す

ツンと香る消毒アルコール
ナースが忙しそうに動いている

『ああ、病院に居るんだな』
と思う

不安げな患者達は
診察 ....
瞼を閉じて見えるもの
それは漆黒の闇ではなくて
無限に飛び回る光の残像

この目で見た世界の景色を
逃さぬように閉じ込める

それは僕が生きた軌跡

焼き付けたら
また目を開こう
 ....
夏空を仰いでラムネを飲もう
泡とともに気分も弾ける
南風が運ぶ夏の匂い
むせかえるような命の匂い

走りだそう
この夏こそ


あの憂いの夏の分まで


禍々しくて凶暴な
熱 ....
水面は乱反射して
様々な絵を描く

現れては消え
現れては消え

複雑な世界が
泡沫であることを
教えてくれる

僕は光の悪戯で
ここにいるのかと思う

そう
次の瞬間には ....
蝉の抜け殻を見つけた
希望に溢れて殻を脱いだのだろう

解放と自由の空
命懸けで恋するために

体が破けるくらい大声で
今が夏と教えてくれる

炎天下の中に響き渡る
原初からの生命 ....
一億年くらい眠ろうか
きっと全てが変わっているさ

でも
きっと
ひとりぼっち

それが望んだ世界なのだろう?

鉄条網に縛られた
このくだらない日常を
全部吹き飛ばしたいのだろ ....
もしも僕が樹海で朽ち果てたら


どこからか樹の種が飛んできて
僕を栄養にして育つだろう

空を目指して樹は伸びゆき
仲間の樹々と笑いあうだろう

やがて樹海の一部となり
大地と太 ....
きな粉のような怠惰さが
僕の肩にのしかかる

ババロアみたいに呆けた頭
バランス崩れた脳内麻薬

ギシギシ軋んで崩れてる
パイみたいに崩れてる

サイケデリックな夜の街に
僕はすー ....
君に憂鬱が訪れるたび
向日葵が深紅に染まる

太陽に背を向けて
哀しげに項垂れながら

闇を一身に背負った向日葵は
自らを切りつけ
地面へと倒れ込む

ひとつ
ふたつ
みっつ
 ....
れもんさんのうずら豆さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
頭脳改革- うずら豆自由詩210-8-29
光跡- うずら豆自由詩210-8-28
夏色疾走- うずら豆自由詩110-8-26
光の悪戯- うずら豆自由詩410-8-22
忘れ物- うずら豆自由詩210-8-20
永い眠り- うずら豆自由詩510-8-5
樹海- うずら豆自由詩410-8-4
スイーツ- うずら豆自由詩110-6-28
深紅の向日葵- うずら豆自由詩310-6-28

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