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さびしいよさびしいよ

ひゃっかいとなえたら

ちがうさびしさに

かえれるだろうか

ごせんかいとなえたら

あなたの腕の中に

もどれるだろうか

なんかいとなえたって

さびしいよさびしいよ
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
ともだちと遊ぶ約束をした学校の帰り道

違うともだちに遊びに来ないかと誘われた

約束があるから、そうことわったのだけれど

そいつのうちだとマンガを読むだけで面白くなかったのだ

そしたらそいつはこ ....
ベランダにでて月をケイタイで撮るひとがいる

月のしたで勉強を誓うひとがいる

試験は春ごろだろうか

どこにゆけば

安定した幸福を感じつづけられるのか


天体はまちに住んでいる

オリオンがから ....
うすくつもった無音

じゃれあう轍

だれかオレに

うまい珈琲をいれてくれないか

きょう傷ついたことなども

香ばしくてすっきりとした

あったかな気持ちにかえてくれないか

うすくつもった無音
 ....
ぜったいそこにある

どこにいたって

ぜったいそこにある

そこで話したり

通り過ぎたり

待ち合わせしたり

ひとりでいったり

四谷の木の近く

象の足のような ....
海の森は林道からはじまっている

その入り口にはフクロウがいて

たまに人間に預言めいた案内をする

うえからひかりが射し込んでいる

月のひかりがちぎれ雲みたいになって

道には ....
耳をながあく描くだけで

なんでもうさぎになってしまう

うさぎは月のシンボルだ

まあるく明るいまん月は

まえあしみじかく描くだけで

なんでもうさぎになってしまう


 ....
夏の終わりの空たかくに死者の小骨のようなヒコーキが白くいとしく飛んでいる

ホテルのプールに浮かんでそれを見てたらあたりまえのことに気づいたんだ

耳は水につかってて水の流れの音がした
なん ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
立秋は暑い

暑いけれど

風がほどけ

空をおいて

雲が重なる

夕方の影は

 ....
おんなは夜ひとり泣いたりする生き物だ
目をこすって赤く腫らしたりする生き物だ
落ち込んだりじぶんを責めたり
おんなは忙しくて切実なる生き物だ

おんなはみんな渡り鳥だ
あたまのなかの磁石に ....
ぼくには廊下を走るしかないのか
なにもできずに世界の一員であることを
ぼくは駆けつけることもできなかった

文学で立ち向かえるのか
どうやって立ち向かうのか
立ち向かう理由なんてあるのか
 ....
石川敬大さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
腕の中に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-15
地球という孤島、空という孤独- 吉岡ペペ ...自由詩1211-3-5
郷愁- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-1-30
天体の住むまちに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1111-1-23
珈琲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-1-18
四谷の木の近く- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-10
海の森- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-9
うさぎ大好き- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-1
音のない洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩4*10-8-29
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
秋立つ日に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...910-8-9
おんなについて- 吉岡ペペ ...自由詩1610-8-4
子殺しのメカニズム- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-1

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