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色褪せた革の上着を
ベッドに放り投げたら
背中に手を廻して
ドアを閉める
聖夜の街の冷気と
階下で呟く老人の声を消す為に。

部屋に漂わせるのは
大陸の端で
中年女が紡ぐような ....
午後3時のバス停で
細身のスーツを着た
若い会社員が
苦しそうにしゃがみ込んでいます
卑怯者は
忙しそうな素振りをして
バスに逃げ込むことしかしない

暮らすとは
そん ....
夜空の雲の切れ間に
黄色い月が光る
何も期待せずに
視界に留めておこう

秋の四畳半
ささくれた畳が
ちょっと冷たいね

厚い雲が滑って来て
月の顔を覆うから
 ....
salcoさんの御笠川マコトさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
聖夜はファドの中に漂う- 御笠川マ ...自由詩212-12-25
暮らすとはそんなことだろう- 御笠川マ ...自由詩312-5-10
月と四畳半- 御笠川マ ...自由詩311-11-12

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