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どこへいくとおもう?
この空気
この風

ついてゆきたくて両腕を広げた

空は薄曇に
雲は白に

夏になったとおもう?
この気温
この汗

確かめたくて肌をさらした

生 ....
悲しんでばかりいてはいけないと
だれもが教えてくれる
だけど みんな強くない

弱いからがんばるんだと
本で読んだけど
がんばったらどうなるのか
人それぞれと書かれていた

真っ直ぐ ....
私が星をすきだというと
触れにゆこうとあなたが言った
高い山にゆくでもなくて
広い海にゆくでもなくて
そこの川に連れて行く

私が月が見たいというと
君にあげるとあなたが言った
夜の外 ....
アーモンドチョコレートの
金の包み紙をみると
捨ててはいけないという声がする
しわを丁寧にのばして
ピンとはった四角形で
私は なにができるというのだろう

ちいさく ちいさく丸めても
 ....
あなたが無造作に
がたりと置いたので 本を
びくりとした私は
月を落とす

空に掲げようと
抱きしめていたのに
地に落ちたからには
もう
生まれる気配はない

あなたが口ずさんで ....
私は祖父が嫌いだった
まじめで 正直で 社会のために
人のために自分を犠牲にする人だった
自分だけでなく家族もそれに従わせた

だれもしていない
そんなことは理由にならなかった
し だれ ....
私がおかあさんというとあなたのことなんだけど
あなたはいつからかおかあさんだけではなくなった
ずっとはじめのほうからあなたはおかあさんとしての
ぶぶんが少なかったようにおもう

おとうさんと ....
今日の空は青すぎて善人しか似合わない
大手をふって歩けそうにないから部屋にいる

閉じる部屋の
向こうにあなたはいるでしょう
きこえない
音を見ようと研ぎ澄ます
それでもまた
己のドア ....
過ぎてゆくからいいんです 春
巡ってゆくからあるんです 風
またくる季節とおもうのですか
君に触れた景色

流れてゆくからあるのです 時
掴まえないからいいんです 夢
も一度見えるとおも ....
あなたには障害といわれるものがあって
そのことで私はあなたを見るとき
少しの躊躇を憶えるけれど

あきらめない

わすれない

そうあなたが書いた決意が
しろい紙にかいてはってあった ....
片足けがしてひきずったら
地球はなんて歩きにくいと思った
階段は多すぎるし人も多すぎる
田舎という言葉が頭の前のほうで絵になった

隅っこにいるのはあいつじゃないか
おおい おおい 
ち ....
桜が大勢で騒いだので
その周りで年寄りがころびました
電車もゆっくりめに走っています
窓の中の人もみています

新入生も新入社員も研修で
桜の中にはいってゆきます
どうしたら花になれるか ....
眠れないというあなたは夜を嫌って
薄いカーテンを少しあけるのです
ぴったり壁につけたベッドからどこかへ
ゆけるとおもっています

上の方の星には目もくれずに
下のほうの街灯もみないで
中 ....
夜中に灯油をいれる
つばめが驚くから電気をつけられない
灯油をいれるもの
懐中電灯で照らすもの
ふたりで作業することになる

ひとりでできることなのに
つばめがぬくぬくとすごすために
 ....
ぎざぎざだ
尖がった角は ひっこまない
じぐざぐに歩くしかない気持ちになってくる

出会いがしらに
そっけない会話
電車のドアがあいて
目をあわせないで降りる

しあわせ
探してる ....
ざわざわしている森の中で
私の命だけが静かでいる必要はないのだ

煌いている光の中で
緑にも影がある 川の光も影を持つ

入ってみない?
なんて聞く前に足を踏み入れてもいいのだ
川には ....
だからできひんねん
叩き割った あなたがコップを

砕けて飛んだ
コップは粉々になり 
私の目から ほとばしるそれも液体

血なんかみたくない
のに どうして 

わかっていながら ....
私の言葉が尖るのは
爪とぎ忘れた猫だから
咲き始めの葉っぱだから

ごめんなさい
ごめんなさい
と春にまかせておじぎした

ぽきん と折れる
かもしれない

でもね でもね
そ ....
シャープペンシルの頭をがしがし鳴らしながら
星のドアをがんがん叩き壊す
中にいる 理想論者を引きずり出してゆく

空にいれば安全などと思うのはまだ早い
道を踏みしめてゆくために人数が足らない ....
僕らは
どうでもいいんだけど と言いながら
また大事な話をはじめる

ときおり必ず眠いと言いながら
タバコなんてやめたいと言いながら

コーラが
約束事のように置かれている
ポテトが ....
鳥がいっぱい鳴いたので
今日は悲しくない日にします
そんな放送が流れてきました
ここは 鳥の街です

鳥は灰色の羽を
震わせて訴える
人間なんて身勝手だと
人間なんて嫌いだと

鳥 ....
三日月の先にしがみつきながら
私 何がこわかったんだろう
考えに夢中になって 手を離したら
頭からおちながら 見えた風景

山沿いの小さな屋根
箱みたいな家の
中にも人が住んでいるの?  ....
どんぐりもおちる影なし 古隧道


吾の庭に 身の程知らずの柿がなる


干し柿を目印にする 祖母の家
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