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ボックス席のような芝生に
投げ出された四本の裸足
滑って行く

青い単線
わたしたちを吸い込む
白い山々
爆破寸前の
たっぷりとした夏

見上げた
網棚の
麦わら帽子のなかは宇 ....
卵は
白身が透明でいるのが礼儀正しいことだと思っていて
黄身は水毬のようにやわらかくあるのが正直だと信じていた
あの日々のわたしは
うまく立てない殻のまるみを遺伝子のせいにしていた

好き ....
庭のつばきのあしもとに
ちろちろ光る晴れ色を
わたしたち 雑草なんて呼んで
きみに叱られてしまった

雨上がりでもないのに
つまむだけですんぽと抜けて
糸くずみたいな根っこ
かわいいね ....
salcoさんの伊月りささんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブルーライン- 伊月りさ自由詩511-10-6
未成年の主張- 伊月りさ自由詩511-8-1
雑草- 伊月りさ自由詩411-7-31

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