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川のようなところを
冬の蝶が飛んでいる
蝶は知らない
いつか人に生まれることを
バスに轢かれた少年が
捕まえた蝶を
自分のことのように可愛がっている
可哀相だから ....
掌から零れていく
砂は一粒の記憶
思い出せば
波に洗われて
二度と現われない
小さな墓石
寄せては返す波が
足跡を消していく
やがて僕らは
指と指の隙間だけを残し
いつ ....
散布すべき薬物の所持2さんの小川 葉さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の蝶
-
小川 葉
自由詩
1
10-2-3
砂の記憶
-
小川 葉
自由詩
4
10-1-20
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