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冷たい陽だまりのなかで
沈静と高揚と紫色の雲をどうぞ
季節と季節の間が短くとも
熱せられたアスファルトから発するコールタールの匂いが懐かしくとも
いつでも駆けつける用意がある、 ....
地を這うもの、空を見上げない
星のイガイガ、喉に突き刺さる
溶けやしない金平糖、甘いもんじゃなかった
そこに何もなかった事など一度もない
目を開けれ必ずそこには何かがあった
視界を遮る何 ....
故意か否か、“努力”という文字が上半分だけ見えるように放ってあったメモ書き
条件反射に背けた視線で過敏に“怒り”をそうぞうした
母ひとり子ひとり、テーブルと椅子のいびつな互換関係に、穿った ....
相変わらず、雪解け水は尖っていて痛いよ
白雲の珈琲ミルクを溶かし入れて
深緑の抹茶スティックかじりながら
水面に揺れる逆さ富士の波紋を
底の方から眺める独りぼっちの和らいだ休息
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