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コスモスがコスモス色に咲いてて
ススキがススキのように揺れてる
土曜の朝
私鉄沿線の住宅地を
ぼくとたあくんは歩く
めずらしく陽が射している
建物の影が舗道をおおって肌寒い
ぼく ....
切り倒したばかりの白木 刳り貫いて
船をつくろう 船をつくろう
亡くなった人の骸を入れるため
船の棺に入れて 愛しい亡骸を入れて
白浜へ挽いていこう 海まで挽いていこう ....
{引用=眠れよい子よ
月がほしいと泣く君よ
闇夜の空に手を伸ばし
きつくきつく握っても
月はその手をすり抜けて
君の心を絞めつける。
ほしいほしいと泣けば泣くほど
月は君を支配して
....
不安な気持ちでたまらない、と
夜、入院している父から電話があったので
病院まで行く
今日はリハビリ頑張りすぎて疲れちゃったんだね
そう言って落ち着くまで父の頭を撫でる
その帰 ....
「見て、B-29よ。」
一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。
終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別 ....
マリーゴールドと
マーガレットの区別がつかない
ツバキとツツジを間違えて
笑われてしまう
アヤメとカキツバタにいたっては
はなっから諦観の境地で
でもそれはちょうど
パスカルとサルトルを ....
Cinnaさんの自由詩おすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花の名前をおぼえられない
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角田寿星
自由詩
15*
10-1-23
船葬
-
楽恵
自由詩
13*
10-1-4
月の子守唄
-
夏嶋 真 ...
自由詩
22*
09-10-17
ブランコ
-
たもつ
自由詩
35
09-9-26
「B-29は頭上を通り過ぎていきました。」〜祖母の記憶
-
夏嶋 真 ...
自由詩
31*
09-7-26
花の名前をおぼえようとする
-
角田寿星
自由詩
28*
06-10-9