産んでくれて ありがとう
絶望と悲しみの淵で
私もろとも沈まないでくれて
ありがとう

あなたのお陰で
今 私は生きています

生きていると
哀しいこと辛いことが多々あるけれど
生 ....
あなたの首をしめたこの手で、
わたしは風をさわり、水をぬらし、宇宙をのぞむ
コンピューターウイルスに毒されたプログラムのように
なにもかんがえないで、ただ、ぼうっとする日々が
つづく、えいえん ....
 
 
今すれ違った人
こんにゃくじゃなかった?

休日の散歩道は
いつもそんな母の
一言ではじまる

そう、今の人はこんにゃく
僕と母さんみたいにね

安心した母が
少女み ....
アバウトにポエム
それでいいと思う
ファーストライトとファーストボイス

高級詩向言語Poem++とか
原詩関数とか
題名の原価とか
アウトオブビジネス

君は詩兆星を見たか?!って ....
 
 
このこんにゃくを探しています
家族同様に可愛がってました
見かけた方はご連絡ください

という貼紙が電柱にあった
家にあるこんにゃくに良く似ていたので
書かれていた住所のところ ....
「大事なのは、ギアがガチッ!と切り替わる、あの瞬間」



暗い真夜中の道路、車を走らせていく、
今夜は寝ないかもしれない
光る猫の目のように黄色いヘッドライト、
センターライン追いかけ ....
目に見えないあなたを

ぼくはなんどもコピーした

そして

年端もゆかない精神に

ぼくはなんども貼りつけていた

あなたの苦しみや痛みを

ぼくはじぶんのものとしたかった
 ....
追われるものを追うものの
山彦越える、相聞歌。
闇にまぎれ
主は言問う、
「戸は開けぬ、知らぬ、存ぜぬ」
読み人知らず。


送り火迎えて遥か
節句の里。
柴刈り、道拓けて
今か ....
梅の花がふくらんだよ
家族みんなでみにいった
あの梅の花が

山あり谷ありと いうほどでもない傾斜なのに
つえをついたおじいちゃんやおばあちゃんを
誘導する母や父には 救助隊みたいな緊張が ....
{引用=



月曜日
欲望の匂いがしてオンナノコちゃんは目が覚めた
窓辺に刺したガーベラは9ヶ月前からとっくに枯れてしまっている
乾燥した花びらは触れると粉になって
オンナノコちゃん ....
綺麗を飾ればコサージュのような言葉
オーガンジーにシフォン、ローズの多重層
華やかなだけならば、脈がなくても事足りる

赤褐色の壁の向こうへハンマーを打ちつけて
さあ腹の底から泣いてみなさい ....
はさみで 心を切り裂いて
あなたに半分あげるから
あなたの 半心くれませんか

どうせ
半分以上 あなたでいっぱいな私の心
あなたの空白は私で
きっと埋まっていないから

見上げる夜 ....
なぜ負けなきゃいけないの

そんなことのほうが

そっちの方がむつかしいことなんて

だって

あたりきのお話しじゃないか


富士や蛙やヤマカガシ

負けることがただしいん ....
人を
喰いモノに、しています


喰らってしまえば
最後は皿まで
自分の指まで
泣きながら

喰らい続けるしかありません

引きちぎって
噛んで
噛み締めて

噛みちぎっ ....
{引用=

とがった影は、みすてられ
切り取る冬の陽を証明する
見上げる円錐のモミの木から
どこまでも つらぬくように
まっすぐに伸びた

疑うこともせず、迷いもせずに
影を作り出し ....
明日、地球が滅亡するから
 
賞味期限が切れそうな
冷凍チャーハン食べて
美容院と歯医者の予約はキャンセルして
会社の苦手な先輩に
「明日の歓迎会どうします?」
って念のため確認とって
 ....
 
 
これからはじまることは
これまでにもあったこと
出会いと別れをくりかえし
僕らはまた少し
遠いところへ歩いていく

足がなくても歩けるのだと
あなたは言った
手がなくても
 ....
知られちまった悲しみに

きょうもめぐみの降りかかる

知られちまった悲しみは

あしたの夕日も選べずに

きょうもこゆきの降りかかる


夕日の福音こだまする

めぐみの雲 ....
良かった、と呟いて
それからまた手を離すんだろう

そしたら宇宙の端から呼んでくれよ

必ず応えるさ、

まだ本当にそこにいればね



ニルヴァーナ、

そこにたどり着こう ....
流した涙の数だけ 強くなれるなんて

うそです
うそです

苦しんだ後は救われるなんて

うそです
うそです

努力で得られないものは
備わっていないものは

泣いても
泣 ....
『ちょっと、相談があるんですけど』
から始まった会話。

あなたにぺったりとくっついて尋ねた内容は


『どうしたら背が伸びるんですか?』


もっと深刻な話を予想していたあなたは
 ....
 
 
こんにゃくの降る街を
君と歩く
手をつなぐのは
二人に手があるから
理由はそれだけでよかった

子どもたちが積もったこんにゃくで
だるまを作ろうとしている
それは無理なこと ....
街明かりを背に受けて。
振り向いたあなたは今日一番きれい。
何も知らない顔でこちらを見て。
風も音もない世界であなたの声だけが、
隔たりなく僕の耳に届いてくる。
誰も知らない場所へ連れてって ....
春の兆しであたためてあげるよ
川沿いにみなぎるさくらの木々たち
さくらの紅のような ほんのりとした色づきで
水のあるところには命が溢れるんだ
溺れてもいいよ
溺れてもいいよ

わたし ....
パステルブルーのまあるいボールが目の前を
ぼんっ
と跳ねてった

あなたが待っているのがボールの向こうに見えたけれど
私はボールを追いかけた
追いかけた

ぼんぼんボールは跳ねていく
 ....
自由とはどこにあるのだろう

やりたいことをやれないとき願うのが

自由なのだとしたら

自由とはいまどこにあるのだろう

やりたいことをやるのが自由なら

自由とは際限のないもの ....
机の引き出しのなか
右の白い封筒には
レポート用紙が五枚
三つ折りでたたみ込まれていて
真ん中の一枚が
初夏の居間、
線香の香りのように
鼻の奥に
ひびき
ねじれて
横たわっている ....
おとなの恋は

ちょっぴりこどもの恋がうらやましい

なんていうのは、ないしょの話
島にクジラが打ち上げられた、と

近い浜の様子を

遠いテレビが映し出していた。



スニーカーのまま砂浜を渡った。

足を取られはしないよ。

歩き方は知っているから。
 ....
小さな音で聞く
古い音楽のように

今日の何処かに住むような
哀しみであればいい


何より大切な光だと
思えた瞬間を

ふいっとこの手のひらに
思い出せればいい


東の ....
窓枠さんのおすすめリスト(375)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ありがとう- 綾瀬のり ...自由詩1210-1-30
宇宙の声- 嘘而自由詩410-1-30
こんにゃく- 小川 葉自由詩410-1-30
クリティカルなヒポポタマス- 海里自由詩110-1-30
こんにゃく(ろく)- たもつ自由詩610-1-29
Drive_All_Night- 楽恵自由詩13+*10-1-29
ぼくはあなたをコピーする- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-29
鬼追- 楽恵自由詩6+*10-1-29
梅花観賞- 朧月自由詩610-1-29
オンナノコちゃん、さようなら- 手乗川文 ...自由詩9*10-1-29
break_reform- 瑠王自由詩6+*10-1-29
半心- 朧月自由詩310-1-29
夕日が目にしみる- 吉岡ペペ ...自由詩5*10-1-29
ムシバ、ム- なき自由詩2*10-1-29
影のない女- 月乃助自由詩16*10-1-29
明日、地球が滅亡するから- かいぶつ自由詩510-1-29
塩分濃度- 小川 葉自由詩510-1-29
理由- 吉岡ペペ ...自由詩2*10-1-29
三千世界- 自由詩4*10-1-28
ごはんつぶののり- 朧月自由詩510-1-28
30cmとちょっと- 空都自由詩7*10-1-28
こんにゃく(ご)- たもつ自由詩810-1-28
『夢は夜ひらく』- 東雲 李 ...自由詩2*10-1-28
春の兆し、夏の兆し- たちばな ...自由詩11*10-1-28
- なき自由詩5*10-1-28
自由はどこにある- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-28
よわいほね- 佐藤真夏自由詩5*10-1-28
ないしょの話- 殿上 童自由詩7*10-1-28
ディープブルー・レクイエム- 岬かおり自由詩210-1-28
チビ- 松本 涼自由詩510-1-27

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