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車で高台へ
ここは帰り道
あなたは疲れてる

中途半端な夜景が
二人にはお似合いで

やめるしかないのかな

今のうち

アイスが食べたいって言ったら
あなた買ってきてくれた
 ....
わるいゆめを何度も見たい
何度も
何度でも
口から血を吐き
股間から血を吹き
血じゃないものも吹き
わたしは裏返る
そんな
わるいゆめ


わたしは
わるいゆめが好き
それ ....
ちのつながらないおとうとがいた

ちのつながらないおとうとは
赤い軽自動車にのってやってきた

ちのつながらないおとうとぼくは
かなりのなかよしだった

ちのつながらないおとうとは
 ....
受け入れることはたやすい
おまけに気持ちいい
感謝までしてもらえる
でもみんな
みんな
置いていってはくれないの
わたしにはもう
何も残っていないのに
こんばんは
泊めてください
って
うちは旅館じゃ
ないんですけど
帰ってください

と言いつつ
かわいそうなので
戸を開けると

彼が入ってくる

なんでこのひと
毎日みた ....
大事だったはずのいろんなものが
どうでもよくなる
スイッチ

普段は見えない
あることさえも
感じない

でもそれが見える瞬間があって
それは
大抵
一回につき
何時間か続く
 ....
夜半の網戸に
数回、アブラゼミは体当たりをし
ジジジッと最期を知らせた
アブラゼミも網戸もぼくも
誰も悪くはないよ

 かなしみは 今、

いつかの記念日の時計
いつかの8時を告げた ....
ずっとここに住んでいる
ここがどこなのか
わたしにはよくわからないけれど
アル日
ここに
白い服を着た
顔のない誰かが
わたしを連れてきてくれた
わたしの手を引いて

それからずっ ....
彼は行ってしまったね。

フォークシンガーになるとか言ってさ。

クラシックギター担いで、

あたしはどうも理屈が好きみたい

彼は燃えてるんだから、

スチールとナイロンの差なん ....
−1.青の頃−

沢山の顔
溢れんばかりの
闇 病み ヤミ
黒に支配され始めた僕は
やがてくる悩みにうたれた
終末のような薬の数は
僕を支配することなく
机の上に転がるばかり

 ....
ダントン課長は本来は古いタイプ
事務職の姉さんたちがウルサイから
お茶を自分で入れて飲んだ

ノルマのこなせない私に
容赦なく怒鳴るくせに
飲み会ではセクハラ
帰り際こっそり
「仕事な ....
  この花は
      この花は 
           もう

           やはり
  枯れてしまう
  水やりを

       忘れただけかな
       わから ....
愛されたかった
わたし
壊れた
粉々に砕け散った
もうどこにもいない
探しても
見つからない
まるで4階から
地面に
パソコン本体を
落っことしたみたい
音は聞こえなかった
ゆ ....
わたしがそれを見つけたとき
わたしは28歳
離婚したばかり
バイトを3つ掛け持ちし
年下の男と暮らしていた

年金なんて払えなかった
でも先のことを考えると不安で
毎月5000円ずつ郵 ....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから

もう何度も朝日を浴びて
僕が寝返りを打つたびに
ぐっと沈み込みながら
男臭いにおいを嗅ぎ続けてくれ ....
ことばは
たましいを
つれてゆくよ

ひとつの
ぶんに
おもいを
はせて

ひとつの
ぶんに
きょうを
のせる

ひとつの
ぶんの
なかにも
ぼくは
いきて ....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです

澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
どうしたらいいのかよくわからない
ので
眠れるように激しく
どうか
お願いします

はりねずみをなでなでしてくれる
奇特なひとはいませんか
手のひらが血だらけになるかもしれないけど
 ....
たぶん

いつでも泣いてる僕よりも

いつでも笑ってるアイツの方がモテる

いつも泣かせてばっかの僕よりも

いつも笑わせられるアイツの方がモテる

今度

葬式にでも連れ ....
「いらっしゃいませ〜。」

友達に誘われた飲み会を断って
仕事場を後にした

通り雨の後の歩道は
すっきりとしてたけど
私の気持ちはぜんぜん…

聞いてみたいけど
聞いてみたくない ....
深緑の
深くなる光を
鉄筋コンクリートの箱の中から
眺めています

時計の針は
ここを刻むと
それ以上は動かなくなるのです
取り残されるように
私と空間は


どこか
こころ ....
何故この歌を今、口ずさむのか
ひたすらに月光
わたしの影を薄く掬う今宵
開襟シャツの綻ぶあたり
さすものはある、何故
を問いただすも
虫 ....
もう何年も前のこと
ある夜のブラウン管の中
孤高のステージで
赤毛を振り乱して歌う{注ジャニス=アメリカの歌手}

夭折した彼女の生涯を
ナレーターが語り終えると
闇の画面に
白い文字 ....
「ほんとはね」
爆弾を仕掛けてるの

あなたの急所を
探り当てたよ

遠まわしに少しずつ
見えないように
わからないように
気づかれないように

ねえあなた燃えちゃうよ
燃えち ....
みんな石になる
みんなみんな石になる
おやきょうだいしんせき
ともだちだんなおくさんこども
ただのしりあいそしてしらないひとたち
いつかいつかみんな石になる

何色のお墓にしようか
変 ....
女は
胎内に新しい生命を宿したら
「母親」になるというのに

男は
新しい生命が誕生してから
「父親」になる権利を得る
のだろうか

それは
目の前に細く頼りない道が一本
 ....
心も体も逆立って
どうしても眠れない
汗だくになりながら
何度も何度も寝返りを打ち
記憶を掻き毟る
流れる血の色は
見たこともない
どす黒い色で

こんな満月の夜にきっとわたしは
 ....
ここのところの暑さは
かなわんね、と
足元で声。

室外機のうしろ
干からび寸前の
トカゲが
ペラリペラリとにじる

爬虫類系、得意じゃないけど
手のひらにのせてやった。

こ ....
箱の中身はからっぽだ

いつの間にかからっぽになってた

いつから箱を持っていたのか

四角い形、色、におい、ずっとそばにある箱

何も入っていないこの箱は

箱のまま、ここにあり ....
気がつけば
眼があなたの姿を探す
気がつくと
眼があなたの姿を追っている

いつの間にか
startを切っていたこの想いの
諦め方など
知るはずも無く
忘れる術を
知ることも無い
 ....
終さんの自由詩おすすめリスト(288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガードレール- チアーヌ自由詩404-8-25
わるいゆめ- チアーヌ自由詩404-8-23
「ちのつながらないおとうと」- パール子 ...自由詩1104-8-21
逆説- チアーヌ自由詩404-8-12
おかえり- チアーヌ自由詩904-8-10
スイッチ- チアーヌ自由詩404-8-10
季夏〜かなしみの終わりに〜- 望月 ゆ ...自由詩204-8-10
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凍える声- かえで自由詩6*04-8-3
営業課長ダントン- 木葉 揺自由詩10*04-8-2
別れ- 石川和広自由詩5*04-7-25
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フェンディの112万のコート- チアーヌ自由詩13*04-7-11
さよなら- 窪ワタル自由詩32*04-7-11
一言入魂- 玉兎自由詩9*04-7-9
星の音楽- ワタナベ自由詩28*04-7-8
はりねずみ- チアーヌ自由詩704-7-6
寿司- 佐々井自由詩204-7-6
インスタントラーメンとCD-R- 薄紅自由詩2*04-7-5
どこかの折り目を- 霜天自由詩1404-7-5
夏めくから- バンブー ...自由詩204-7-4
白い文字- 服部 剛自由詩12*04-7-4
爆弾- チアーヌ自由詩904-7-1
ストーン・サークルは僕が- チアーヌ自由詩6*04-7-1
入学式前夜- たもつ自由詩35*04-6-28
満月の夜- チアーヌ自由詩1204-6-28
シリンジ- 望月 ゆ ...自由詩2*04-6-27
箱の中身- 鷺沼 踊自由詩304-6-24
First_Love...- Lily of the ...自由詩6*04-6-23

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