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お茶の水橋から聖橋
まぁるい大きな輪っかが見える。
下半分は揺らめいて
昼間に鎮座する月のよう
にび色の神田川は足がすくむほど
高い地点からしか眺められな
い
その水面をじっと見つめ ....
風が駅前の野原に吹いている。
野原に生えた野草の葉は
優しくうなずきながら
隣の葉にお辞儀をしている。
風が駅前に優しさを運び
優しさで満ちあふれた
空き地の前に僕は独り佇む
風 ....
入ったときは営業職のエリートで
国内海外飛び回り、
買い付けた資源や文化の紹介
もちろん行かない所は無い、
西はジブラルタルの突端で
愛を語ったこともある。
東は ....
鏨(たがね)を打ち込む
光沢のある表面に
一閃の傷をつける
堅固な光沢のある表面に
鏨(たがね)を打ち込む
切断する術は腕一つ
ハンマーふりおろしの際の微妙な躊躇は
表面を滑 ....
大きな引き出しは
アングリ口を開け
ようこそ、よくできたお客様です。
などと歯の浮いた世辞を言って
そのくせ、舌なめずりの音が
家中に響きわたっている。
それでも人の良いインテリ面した ....
古い鉄の欄干と、煉瓦倉庫と、にび色の水面
イースト・リバーに遺灰を撒いてほしい
ローワー・イーストサイドの
薄暗いアパートの1室での最後
(自由な精神は漂う)
過剰に言葉を組み立てる ....
一二の時まで、わたしは発光していました。
ちいさなわたしは
空き地のハルジオンの隙間に落ちていた
たくさんの欠片(かけら)を
拾い集めては、
序序にじょじょに発光していきました。
....
真島正人さんの……とある蛙さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
お茶の水橋から
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……とあ ...
自由詩
15*
10-8-11
駅前再開発2
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……とあ ...
自由詩
12+*
10-7-8
悪夢
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……とあ ...
自由詩
7*
10-4-7
鏨(たがね)
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……とあ ...
自由詩
6*
10-3-28
ところの引き出しに仕舞われてしまったあなたに
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……とあ ...
自由詩
10*
10-2-23
ギンズバーグが教えてくれた
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……とあ ...
自由詩
17+*
10-1-24
夢の欠片(かけら)
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……とあ ...
自由詩
15*
10-1-2
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