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 一瞬の奇妙な眩き
         檮瀬チカ
朝 ベッドを抜け出すと
鏡台の前に腰掛ける
すっかりぼやけていた顔の輪郭と
浮腫んだ眼の上の眉毛をピクリと動かし
ヘアブラシに手を伸 ....
彼岸       檮瀬チカ

手に仏花を携え
水を張った柄杓の入ったバケツを持ち
土砂の傾斜に崩れそうな石段を
一歩一歩昇ってゆく
快晴のその日に
やっとたどり着いた思いで
墓石の枯れ ....
窪ワタルさんの梼瀬チカさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一瞬の奇妙な瞬き- 梼瀬チカ自由詩105-6-28
_彼岸- 梼瀬チカ自由詩2*05-4-6

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