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窓がとぶ
屋根がとぶ
全裸のマネキンが宙をとぶ
狂った風が吹きやがる
傘がとぶ
帽子がとぶ
純白のパンティーが宙をとぶ
狂った風が吹きやがる
笑いやがれ、
笑いやがれ、
笑 ....
数多(あまた)の田は
既に水が張られ
夜ともなれば蛙が鳴き、
やがて狂おしいほどの肌の火照り、
野鯉を釣った後の
烈しい血の騒ぎも抑えがたく
儀式は、六月のうちに
さも義人を装って
....
あれは大阪長居の安アパートに転がり込んできた僕みたいに
公園の木の上で啼いているのを 当時、純朴だった妻がみつけ
憐憫の情が働いたのかどうか
拾ってきた、傷だらけの尻尾のちぎれた子猫だった
....
朧月さんのatsuchan69さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
狂った風
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atsuchan69
自由詩
25*
10-12-26
夏越の祓_★
-
atsuchan69
自由詩
11*
08-6-22
ポヨンの大往生
-
atsuchan69
自由詩
12*
06-10-16
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