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美しい赤紫色の旋律弾けて
夕日が沈んでいく
幕が下り
紅潮した顔も
明日になれば澄んだ瞳で朝を迎えるのだろう
*
終わりなき道程も
休息を交えながら進むように
....
二人で引いたおみくじは
その元旦の初詣の甲斐があったのか
二人とも大吉だった
大吉にも中身が色々あって
満点の大吉もあれば
赤点の大吉もあるということを
同時に ....
砂浜を撫でる乾いた風が
肺から循環する
感傷の毒を洗い流し
ただ瞬間だけを咲かせる
吐く息はいつも
黄痰に鎖を繋がれ
夢の欠片も存在しない
一本の座標軸に
流され惑わされながら ....
青空
もういいかい
まあだだよ
雲さん かくれんぼ
鬼さん こちら
とう かぞえるよ
お日さま ひとりぼっち
あか鬼さん
夕がた 来たら
たき火もするよ
....
夜明け
窓から冷たい空気を
迎え入れたとき
君に恋していたことに気づく
吐く息が白く
一瞬雲になり消えていく
君のいない空の向こうに
なぜ
夏でなくて
この冬の季節に
....
ここの夜もやがていつか眠るだろう
時が満ちてくずれ落ちる頃だろう
ただのFreeway Drive 昨日の続き
ただのFreeway Drive 気の向くまま
肩落としてないで
....
胸の中 小さな小さな思いが産声を上げました
一週間前の今日、心は空をたゆとう雲のように軽く
重力も引力もありとあらゆる法則を無視して ただ一直線に
飛んでいきいました 舞い散る花びらの間を縫 ....
今夜の星は
曇り空でわずかしか見えないが
僕にはそれだけでいい
一等星のように輝いて見える
それは
君だから
何万年光年離れているかもしれないが
僕にはすぐ頭上にあるような
....
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす
小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている
それでも
待 ....
見とれてみたり
奪われてみたり
抱きしめてみたり
キズ付けてみたり
そうやってボクは人生をサボっている
つぶやいてみたり
吐き捨ててみたり
なぐさめてみたり
ないがしろにしなが ....
体がぞくっとして、自分のものじゃないような感覚になった。
どうやら私の体にあいつが侵入してきたらしい。
冗談じゃない!あっちへいけ!
抵抗も虚しく体をあいつに明け ....
1
恋にはあなたが必要だ
あなたは僕を和ませる
愛にはあなたがかかせない
あなたのために僕は苦しむ
2
あなたがいくつ歳を重ねようと
ぼくはあなたの若い歳しか覚えてい ....
にゃーン
零下15度の夜中に捨てられた猫
図書館員に拾われ
図書館で育てられた一匹の雄猫
にゃーン
鳴いているだけなのに
苛立ってばかりいた男の人が笑った
自閉症 ....
夜中のしずけさの中で
言葉が涙をこぼしている
いたらなかったこと
おこらせたこと
言葉であるために泣いていた
言葉が化粧をするときは
ひとを欺くため
言葉が銃を持つときは
ひと ....
(わたしは秋
枯れゆく落ち葉のしたで
春の夢を待ち焦がれている)
北国の夏はぬるい
日焼けした肌
汗臭いTシャツ
サングラス
海と空がひと ....
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