すべてのおすすめ
ゆるい陽射しの中で
体温のぬくもりの
風に吹かれながら
冬の風に思いをやる
春の余白には
冬の物語を
書こう
たまには冬の風を
吹かせて
震え上がらせる
恋物語には
波乱はつ ....
ウンディーネの
こころの中の
森には
小川が流れている
古い
悲しい
物語が
赤い糸の輪のように
ぐるぐる廻る
騎士とニンフの
終るために
始まる
物語
水界の定めに
....
三月の終わる頃
闇に紛れて
声がする
ずっと つぼみのまま
咲かなければいいのに
昨日は春の嵐
つぼみのままの
枝が落ちた
桜は咲き始めとか
散り際だ
とひとは言う
つぼみ ....