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春になると
桜の木の下で舞い上がる花びらを見ながら
ぼくに笑いかけるきみ
小川のせせらぎを聴きながら
無邪気に冷たい水をすくいあげるきみ
教壇の目の前に座って
熱心に授業を受けるき ....
オレの言葉に意味はない
オレの思想に深みはない
何か考えている
フリしてるだけさ


一日が終わる頃には
クソして寝るだけ
それだけ
全くそれだけさ


行間からは
 ....
不満だ不満だ
お題目を唱えるようなおまえの
本当に不満なことはなんだ?


誤認されたアナーキズムでは
破壊があるだけで実りはない
小さな不満が浮かんで消える
何も前には進んじ ....
胃の中にへばり付いた
アニサキスみたいに
僕の神経をかき乱す
やり方が
良かろうが悪かろうが
僕の都合なんて
最初から
気にかけもしない


それが当たり前の事


 ....
適当な理由をくっつけて
飽きたらそのへんに放り出して
腐ったリンゴみたいに
もう見向きもしなくなる


キモチよさが
理性のタガを吹き飛ばす
そのたびに
たくさんの残骸が
 ....
終わりが悲しいからじゃなくて
えぐられた傷口がみっともないからじゃなくて


炎に焼き滅ぼされるような
狂おしいまでの情熱を思い出せないから


ぼくは雪が舞い散る水銀灯の下
 ....
たいこをたたいて
たてぶえをふいて
おどる行列がいくよ
楽しさについ
調子をあわせてみた
 みんな楽しいかい?
でも、宴はおわり
僕は一人
天上の月を見上げる
花吹雪がうずを ....
メディアを開くと
デマゴーグには事欠かない
うそのニュース
うそのタレント
うその世界が充満していて
臭気に目鼻をやられてしまう


その中に
そっと真実を混ぜておいても
もう ....
胸からぶら下げた
白いプラカードが標的の証


次々に降り注ぐ
憎悪のつぶて


血を吐き
涙を流し


それでも倒れることを許されず
ひたすら意味のないゴールを目指 ....
すくいあげたら
手のすきまから
零れ落ちる水のような
瑞々しい時間
無駄にしている


仕事疲れの頭から
想像力が遠ざかる
文明に踊らされて
断ち切れない糸が
だらりだら ....
死んで焼かれて
骨だけになってみる
生きていた頃の面影は
煙と化し
白い骨が
朝日に照らされると
磨いた水晶のよう
他人の骨を混ぜてみても
誰にも分からない


骨を割っ ....
喉を掻きむしりたくなるのは
山の輪郭を際だたせる秋の夕暮れ
寂しげな街路樹は
話し相手を欲して
その幹を、枝を、四方八方に広げるが
望み叶わず
排気ガスに体を犯され空しく朽ちる
おまえは ....
珍しく雨の降る日
お前を見かけた
傘もささず濡れて冷たいおまえは
疲れた顔で何か見つめていた
そこにあるものは
おまえの中にある本当の世界
髪からこぼれ ....
生まれてから
もうずいぶんと歩いてきた
短い人生
もう半分くらい来たのだろうか
そんな僕をあざ笑うきみとの距離
遠くにきみは行ってしまった
僕を囲む人々皆
逃げ水のように消え去ろ ....
家も建たない
子供も遊ばない
猫も歩かない
犬も吠えない
車も走らない
畑も実らない
川も流れない
鳥も飛ばない
灯もともらない


漆黒の空
誰もおれの庭に現れない
五 ....
静寂が森の中にしみわたる
そびえ立つ針葉樹が
月の顔色を隠してしまう
オレは一人
さまようでもなく
叫ぶでもなく
ただ、自らの意識を
低く、低く、低く、
目線から逃れるように
 ....
ぼくが煙草に火を点ける
同じように
きみも煙草に火を点ける
たちこめる匂い
ぼくの吐き出した煙が
きみのものと微妙に交わりあう
それはぼくらの心
ぼくらの気持ち


煙のよ ....
ライ麦畑が茜に染まり
盗賊の大地は安息を迎える
小屋に引き上げ
ふと
破れ裂けた手袋を見つめる
実りの季節に煙る
新しい生命の予感は
鼻腔に優しく
土深く埋葬された
五年前の思いを刹 ....
お前と言い争った夜は
何となく落着かなくて
布団に入って目をつぶっても
まぶたの裏が赤く焼き付いて
ウイスキーを一杯


もう
どうしようもない状態
取り返しもつかない
で ....
ゴルゴダから見下ろす               
紅い紅い夕陽は                  
僕の目をつたう涙のようで              
照らされた風景は   ....
瑠王さんの寒雪さんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いなくなったきみを- 寒雪自由詩310-7-11
偶然の一致- 寒雪自由詩110-7-10
Change_Of_Idea- 寒雪自由詩210-6-18
I'm_Not_The_Only_One- 寒雪自由詩310-6-5
使い捨て- 寒雪自由詩310-5-23
Reason_For- 寒雪自由詩110-5-14
Lonesome- 寒雪自由詩310-4-24
Latest_Idiology- 寒雪自由詩110-4-22
Prisoner- 寒雪自由詩210-4-12
潜在- 寒雪自由詩310-4-9
- 寒雪自由詩410-4-8
在処- 寒雪自由詩410-4-1
Ordinary_World- 寒雪自由詩110-4-1
My_Faith- 寒雪自由詩210-3-31
にがよもぎ- 寒雪自由詩110-3-15
Low- 寒雪自由詩110-2-27
Joint_Two_Smokes- 寒雪自由詩210-2-23
In_The_Rye- 寒雪自由詩110-2-23
GONDWANA- 寒雪自由詩210-2-15
MAD_ABOUT_YOU- 寒雪自由詩110-2-9

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