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{引用=
それがそこにあり
僕たちは離れて行き
そして
範囲を指定する

土砂崩れに
身を任せるわけにも
行かず

僕は
回転する椅子の上に座り
懐かしい風景を思い出し
 ....
{引用=


最近
ずっと
考えていた

部屋の隅に
うずくまって
考えていた

考えることの
テーマは
その日ごとに
違う

まるで
飽きないように
作られた
 ....
         
          懐かしさがほしい
          喉から手がでるほどに
          だが賛同は得られず
          君はしなやかに回る
      ....
{引用=上滑りした会話が
水槽の中で泡を吐いた
外は
しみこむような雨
果実を一つ
大きな手が絞ったような


呼吸困難で
死にそうだと
酸素が足りないのだと
嘆く声が聞こえる ....
ろくに足も
使えない奴
お前の語る
自由に
何の意味がある
優しさを
振りまくふりをする
その瞳
お前の
その瞳に
悪魔の宿るのを見た
柳の木の下で
羊の群れを刈り取り
小動 ....
{引用=
夢の続きは暫時、暫定的、予定調和、そして見知らぬ方向で行われる
我々の染色体は鋭いが
あまり役には立つまい
断続的、緩やかに、そして急速に行われる
それは我々の知りえぬものの望むと ....
お前の体が長く伸びる
影が増したのかと思うが
少し違った

のど元から
違う声が漏れる
口から漏れる声と
交互にささやく

お前が伸びて
私の肌を刺すときに
私は内面からもえぐら ....
{引用=


それは

空洞と
いう名前の

留保に過ぎないのだと

口に出していた
或る夜

人はすべて
寝静まり

ベッドの上で時間が
ぐんにゃりとする

 ....
某東京都の条例に関して、簡単な覚書を。
細密な批評ではないです。



まず思うのは、石原に「エロいのは不謹慎」なんて言われたくないわな、ってこと。
じゃぁご自身の小説はどうなんだろう、 ....
平明な
言葉で
書くことに
勤めてみよう



さらさらと
あほらしいことを
書いてみよう



見る人が見れば
笑うようなものを
書いてみよう



コー ....
{引用=

柔らかい命を
踏んで楽しんでいると

いつも不思議な音がする

どこかから聴こえてくるような

すぐ近くのような

ものすごく遠くのような

友人が一人電話をかけ ....
{引用=

世間が
大きな怪物に見える

それよりももっと恐ろしい怪獣が
他の場所にいる

麦畑が
静かに揺れている

彼らも
約束された平和の中に
揺れているだけ

刈 ....
{引用=
球体の遠心力が
技巧的な楽器の音のようにかき消えていった
技巧ではいつも歯が立たないのだから
やめておけば、と僕は
それにいった
それは歯をむき出して僕に反抗して
怒りに狂って ....
たぶん私たちは恐れを忘れてしまった

チェスの駒で現実を語り、物語は日々陳腐になる

弾幕で煙たくなった目は配分する力を失っている

大声で吠えるものたちだけが跋扈して

誇りと情緒不 ....
橋渡しになればよかった
それを選択していれば
幸せだったはずだ
心は
壁を生んだ
壁は
火にくべられた
壁が崩れた
橋も焼け落ちた
誰もそれらに
触れることは出来なかった

深 ....
時間がたって、
ストリングスとワルツが
意味をなさなくなって
そのあとに
枯葉の季節が来たけれども
僕は感傷を全部目で追うために
部屋の中にいた
淋しげな
恋人たちの絵を
眺めて暮ら ....
ひどい色をした兎だ
毛の先まで汚れて
僕はそれを抱きかかえ
洗ってやった
「あっ」
と声を上げたのは僕さ
間違えていた
汚れていたわけじゃないんだ
それは最初から
薄汚れた色だった
 ....
瑠王さんの真島正人さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
普通の話- 真島正人自由詩2*10-8-6
_輝けるものは……- 真島正人自由詩7*10-7-13
アメリカンウェイオブライフ- 真島正人自由詩7*10-6-28
本当の敵は、可視化されない- 真島正人自由詩6*10-6-9
天秤- 真島正人自由詩6*10-6-7
夢の続き- 真島正人自由詩2*10-6-5
過不足のない憂鬱- 真島正人自由詩6*10-5-31
あどけのない空洞- 真島正人自由詩7*10-3-28
非実在青少年なんたら- 真島正人散文(批評 ...20+*10-3-17
平明な言葉で・あなたのための花束・西洋美学史講義B- 真島正人自由詩8*10-3-14
柔らかい命を踏んで楽しんでいると- 真島正人自由詩5*10-3-13
空気- 真島正人自由詩8*10-2-28
アレクサンドラの撤退/加工技術について- 真島正人自由詩3*10-2-21
単純な物語に回収されてはならない_1- 真島正人自由詩2*10-1-24
愛の壁、心の橋- 真島正人自由詩7*10-1-23
想い出- 真島正人自由詩1*10-1-15
僕の魂は劣化している- 真島正人自由詩6*10-1-6

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