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2、3本骨の折れてる傘が良い(雨が優しく降りそそぐから) ノーギャラで出演迫る孤独すら知らない愚者の視線を察知


最初から不幸せにも幸せにもできない誰かに費やす心


触れてみない観察しない確かめない強制終了 血走る目付き


古 ....
会話なくずっと見ている窓の外地下鉄だから光などない あったかいひざにはにゃんこ足元にも猫が寄り添う冬の寒い日

今もなお大きな体でひざに乗る重たいけれど嬉しいにゃんこ

移動するたびにどこでもついて来るストーカーだねほんとに君は

引っかか ....
ヒョウ柄のブラジャーすれば少しだけ強い女になれちゃうのです

キャミソール細い肩紐に見せかけて女の紐はほんとは太い

ふわもこが恋しい季節になりましてしーんと冷えた足のゆびさき

てぶくろ ....
じりじりと焼く鯵の身の焦げ方にわたしの罪をひっそり重ねる

降り出して濡れゆくまちで動けずに 空があまりに重たくあるので

なにもかも違う ここではなにもかも違う あなたが過す場所とは違う ....
世の人は自分も含め生まれつきマゾヒストかと哲学しては

かつお節みたく体を削りたくなる日に見つめ、エゴン・シーレの。

いなくなれ、いなくなれよと繰り返し、午前三時の新聞ことり。

手首か ....
花火、風。立ち尽くす夏 陸橋で麦わら帽子は抑えずにいた




日に焼けた腕に食い込む荷の持ち手 両てのひらで生かした金魚




向日葵が燃えない程度に咲いていて息継ぎの度ちらり ....
透明で桜色した小さな瓶に針をいっぱい詰めて、あげます



小指だけ繋いでいたから小指だけもがれる程度でさよならできた



君に言う言葉を見つけるためだけに笑点メンバー召集しよう
 ....
きりはらいをりさんの短歌おすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
2、3本骨の折れてる傘が良い(雨が優しく降りそそぐから)- 北大路京 ...短歌516-2-24
落ち着いて深呼吸でも- 深水遊脚短歌5*15-11-6
会話なくずっと見ている窓の外地下鉄だから光などない- 北大路京 ...短歌5*15-4-16
猫溜まり- 未有花短歌18*15-1-23
ベッドでは香水だけをつけるなど、一生縁のない日々のつれづれ- そらの珊 ...短歌19*14-10-11
違う場所- はるな短歌2*11-8-23
「十六歳・最後の優等生」三(2010〜2010)- 榊 慧短歌4*11-8-22
summer- 佐藤真夏短歌2*11-8-19
桜色の小瓶に詰めて貴方に- 高島津諦短歌2*11-6-19

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