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けれども雲はいつも太陽を仰いでいる
暗雲だから項垂れて地を見下ろしているとは思うな
幸福を見つけた者が全てを置き去りにするように
地のことなど顧みはしない
どれだけ雨が降ろうが雪が積もろうが
 ....
籠から溢れそうな
熟れた果実の
すこし傷んだ
あまい匂い
視線は蠅
めまい/匂い/めまい
スケッチしながら
溺れている
出口のない部屋
ぬるい潮が満ちて
鋭い線が
削り盗り
移 ....
石で打たれるような
犬に追い立てられるような悲しさに
居ても立ってもいられなく
ただただ早く帰りたかった
日没に向ってひたすら走り続けた


貝のように固く握りしめている
決して手放し ....
邦秋さんのただのみきやさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸も不幸も- ただのみ ...自由詩12*19-1-2
空白の果実- ただのみ ...自由詩12*16-3-12
空っぽの手のひら- ただのみ ...自由詩21*12-7-5

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