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鉛色の岸辺


蒼い木馬が燃えている 
塩辛く 蝕まれた 薄い身体を 震わせて 
揺れている 
錫色に泡立った 波頭の拍子を 執りながら 


砂の一粒一粒は 鋭く  ....
捩れた煙草の空き箱の傍で
うずくまって眠り続けていた夕顔が
霧雨に揺すられて
今 目覚める

目覚めろ もう一度
果たせやしない使命
霧露に溶かされて
もう一度

こわれたヴィオラ ....
夏嶋 真子さんの小野 一縷さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蒼葬_/_****'02- 小野 一 ...自由詩10*10-5-10
黄昏_/_****'99- 小野 一 ...携帯写真+ ...4*10-3-29

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