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あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
あの時あそこで何をどんだけ食べたとか
そのあと誰かと湖の閉鎖中のボート乗り場で
かなりきわどいところまで乳繰り合ったとか
そんなことど ....
六月にはなにも書けない
上昇し続ける温度と
いつでも雨を隠しているような
湿度に
脅かされて
六月にはなにも書くことが出来ない
消化出来ないものを胸の内に抱えて ....
すべてのものが途切れた
俺は寝床で
もやのような昨日までが
流れてゆくのを眺めている
あらゆるものの
スイッチを落とした部屋は
空気の音だけが
反響して
....
それは誰かにとどけ忘れた
たとえるなら即効性の
殺意みたいなものによく似て
河原で骨になった
後ろ足が一本欠けた猫の
雨に洗われた眼窩の悲しさによく似て
真夜中にだけ客を探す
....
早い朝の淡い光線に君は濡れながらそれでも整然とした様子でそこに生きていた、俺は喉に突っかかるような痛みを覚えながら君の名前を呼ぼうとしたが、記憶に栓をされているみたいにそれはままならなかっ ....
夏嶋 真子さんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(5)
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あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
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ホロウ・ ...
自由詩
7*
10-9-5
六月にはなにも書けない
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ホロウ・ ...
自由詩
5*
10-6-7
真夜中、もやのように消えた昨日までとハエトリグモの文学性に関 ...
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ホロウ・ ...
自由詩
5*
10-6-1
夏が来ますよ
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
10-4-15
Fish
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ホロウ・ ...
散文(批評 ...
2*
09-6-1
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